名駅歯科クリニック矯正歯科BLOG

2025.03.25更新

オールオンフォー(All-on-4)の費用の目安とは?高くなりにくい理由・安さで選ぶリスクを解説

オールオンフォー(All-on-4)は、失った歯を取り戻すことのできる先進的なインプラント治療の一つです。

しかし、原則として自由診療で保険適用外となることから、どれくらいの費用がかかるのか気になっている人もいるでしょう。

この記事では、オールオンフォー(All-on-4)の費用の目安、費用が歯科医院ごとに変わる原因、費用を抑える方法などについてご紹介します。

名駅歯科クリニックのオールオン4について

オールオンフォー(All-on-4)の費用の目安とは?

オールオンフォー(All-on-4)の費用の目安とは?

オールオンフォー(All-on-4)は、一般的な歯科医療という観点で見ると高額になりやすいですが、他のインプラント治療を比べると比較的低額です。

ここでは、オールオンフォー(All-on-4)の費用の目安について詳しく解説します。

従来のインプラント治療よりは安価

オールオンフォー(All-on-4)は、4本のインプラントで片顎全体の人工歯を支える治療法で、従来のインプラント治療よりは安価とされています。

厚生労働省「医療機関における自由診療に関する調査」によると、従来のインプラント治療では1本につき30万〜50万円かかり、10本以上必要なケースでは合計費用が500万円を超えることもあるとされています。

一方、オールオンフォー(All-on-4)はインプラントの本数が最少本数で済むため、総額で見ても200万〜400万円で済むことが多いです。少なくとも、従来のインプラント治療よりは安価です。

治療費は歯科医院によって異なるため、事前に見積もりを取得することが重要です。

相場自体は200~400万円と高価

オールオンフォー(All-on-4)の相場自体は、1顎で200〜400万円と一般的な金銭感覚で見ると高価です。

インプラント治療にかかる費用の内訳には、以下のようなものが含まれます(一部別料金)。

  • インプラント体の費用
  • CT検査にかかる費用
  • 手術にかかる費用
  • 人工歯の製作費用
  • 通院にかかる費用

以上の費用は、一般的なオールオンフォー(All-on-4)の治療に含んで計算するのが一般的です。インプラント体や人工歯の費用だけで済むわけではないため、治療を受ける人は十分注意が必要となります。

なお、患者さまの骨の状態によっては移植・造成・補強が必要となり、さらに費用が変動することがあるため、具体的な費用については担当の歯科医師に相談しましょう。

費用は歯科医院ごとに変わる

オールオンフォー(All-on-4)は自由診療で保険適用外となるため、費用は歯科医院ごとに変わります。

使用する材料や設備、さらにはメンテナンスの内容によっても差が出るため、総額でどれくらいの費用がかかるのかを確認しておくことが重要です。

オールオンフォー(All-on-4)の費用が歯科医院ごとに変わる原因

オールオンフォー(All-on-4)の費用が歯科医院ごとに変わる原因

オールオンフォー(All-on-4)は、同じ治療を行う場合でも歯科医院によって費用が変わることがあるため、変動する原因について知っておきたいところです。

ここでは、オールオンフォー(All-on-4)の費用が歯科医院ごとに変わる原因について詳しく解説します。

インプラントの材料費がメーカーで変わるため

インプラントの材料費がメーカーで変わることで、必然的にオールオンフォー(All-on-4)の費用も変わります。

例えば、日本でよく使用されているスイスのノーベル・バイオケア社のインプラントは、信頼性がある一方で相応のコストがかかるのが一般的です。

しかし、逆に比較的リーズナブルとされるあまり聞いたことがないメーカーのものだと、安定性や品質に影響が出る可能性もあるため、注意が必要となるでしょう。

歯科医院ごとに医療設備が異なるため

CT検査やCAD/CAMなどの医療設備の有無も、費用に影響を与える要因です。

これらの医療設備があることで治療の精度が向上し、よりスムーズな手術が期待できるわけですが、最新のものほど維持や導入にかかるコストがかかります。

オールオンフォー(All-on-4)の費用には、そうした治療費も反映されているといえるでしょう。

歯科医院ごとに立地が違うため

都市部や駅近の歯科医院は家賃や人件費がかかるため、郊外の歯科医院と比べてもコストが治療費に反映されやすい傾向にあります。

しかし、アクセス面や通院の利便性を考慮すると、費用差だけで判断するのはリスキーです。

通いやすいところでないと無駄に交通費がかかることになりかねないため、学校帰りや仕事帰りに立ち寄れるようなところを選ぶと良いでしょう。

専門医や認定医が限られるため

専門医や認定医が限られるのも、オールオンフォー(All-on-4)の費用が左右される原因の一つです。

オールオンフォー(All-on-4)を含むインプラント治療は、原則として専門医や認定医などスキルのある歯科医師の対応が求められるため、歯科医院によっては外部から招集している場合があります。

治療の質を保証するためには専門医や認定医の存在が欠かせませんが、その分報酬も必要となり、結果的に費用に反映されやすくなります。

一方、実績のある歯科医師が在籍するところほど、安定した治療を受けることが可能なため、慎重な判断が重要です。

オールオンフォー(All-on-4)の費用が高くなりにくい理由

オールオンフォー(All-on-4)の費用が高くなりにくい理由

オールオンフォー(All-on-4)は、自由診療で保険適用外となるため一般的な歯科医療と比べると費用が高額となりますが、インプラント治療と比較すると費用自体は高くなりにくいです。

ここでは、オールオンフォー(All-on-4)の費用が高くなりにくい理由について詳しく解説します。

顎の骨を有効に活用できるため

オールオンフォー(All-on-4)は、顎の骨を有効に活用できるため、一般的なインプラント治療よりは費用が高くなりにくい傾向にあります。

顎の骨が限られている人でも対応できるよう設計された治療法で、骨のある部分を活かしてインプラントを斜めに埋入するため、骨移植の必要がないケースも少なくありません。

実際、骨の造成や補強も不要なケースが多く、追加手術にかかる費用を一部削減可能です。

治療や通院の回数を抑えられるため

オールオンフォー(All-on-4)は、治療工程が効率化されており、一般的なインプラントと比べて通院回数が抑えられます。結果的に、治療や通院にかかるコストを抑えることが可能です。

もちろん、治療や通院の回数は患者さまだけでなく担当する歯科医師によっても変わってくるため、具体的な回数は人によって変わります。

しかし、長期間の治療が前提となる他のインプラント治療と比べると、オールオンフォー(All-on-4)は比較的短時間での治療が期待できるわけです。

骨に関する手術が原則必要ないため

オールオンフォー(All-on-4)は、骨に関する手術が原則必要ないため、一般的なインプラント治療と比べても費用を抑えられるとされています。

他のインプラント治療では、骨が不足している場合に骨移植や造成が必要となることがありますが、オールオンフォー(All-on-4)はほとんど不要です。

骨の手術は追加の期間と費用がかかるため、間接的なコスト抑制につながるでしょう。

埋入する本数が限られるため

オールオンフォー(All-on-4)は、1顎に4本と埋入する本数が限られています。

結果的に、必要となるインプラント体や人工歯の本数を削減でき、材料費も抑えられるわけです。歯科医院によっては、材料費が浮いた分を費用に反映することで総額を抑えているところもあります。

一方、口内環境が不健康で重度の歯周病や虫歯がある場合は、別途で治療費がかかることがあるため、注意が必要です。

名駅歯科クリニックのオールオン4について

オールオンフォー(All-on-4)の費用を安さだけで選ぶリスク

オールオンフォー(All-on-4)の費用を安さだけで選ぶリスク

オールオンフォー(All-on-4)対応の歯科医院を、費用の安さだけで選ぶのはややリスキーです。

ここでは、オールオンフォー(All-on-4)の費用を安さだけで選ぶリスクについて詳しく解説します。

海外での手術を条件とする場合がある

一部の格安治療プランでは、海外での手術を条件とする場合があります。

オールオンフォー(All-on-4)に対応している歯科医院が限られている日本では、外国での治療を前提としているところもごくまれにあるといわれているため、注意が必要です。

医療制度や言葉の壁により、十分なアフターケアが受けられない可能性もあるため、慎重に検討しましょう。

知らないインプラントを使用される場合がある

歯科医院によっては、あまり知られていないメーカーのインプラントを使用することで費用を抑えているケースもあるため、要注意です。

知名度がない=質が悪いわけではありませんが、よくわからないメーカーのインプラントだと将来的に不具合が発生しても交換部品が手に入らないという事態が想定されます。

まずは、オールオンフォー(All-on-4)のようにある程度知名度があるメーカーのものを選びましょう。

総額がわかりにくく表記されている場合がある

安すぎるインプラントは、総額がわかりにくく表記されていることがあります。

広告やサイトでは〇〇万円からと記載されていても、実際には追加手術などのオプション費用が重なり、想定外の金額になることも珍しくありません。

ゆえに、自由診療で保険適用外のインプラント治療では、正確な見積もりが非常に重要です。

治療を受ける場合は、複数の歯科医院から見積もりを出してもらい、相見積もりを取るようにしておくと良いでしょう。

オールオンフォー(All-on-4)の費用を抑える方法

オールオンフォー(All-on-4)の費用を抑える方法

オールオンフォー(All-on-4)の費用は、工夫次第で一定まで抑えることが可能です。

ここでは、オールオンフォー(All-on-4)の費用を抑える方法について詳しく解説します。

医療費控除を申請する

オールオンフォー(All-on-4)の費用を抑えるには、医療費控除を申請すると良いです。

インプラント治療は、機能性や審美性の回復を目的にしていますが、咀嚼能力の改善も目的とされるため、条件を満たせば医療費控除の対象となる可能性があります。

国税庁「医療費控除の対象となる医療費」でも、以下の文言が記載されています。

  • 医師または歯科医師による診療または治療の対価(ただし、健康診断の費用や医師等に対する謝礼金などは原則として含まれません。)

また、医師等による診療や治療を受けるために直接必要な義手・義足・松葉杖・補聴器の他、義歯や眼鏡などの購入費用に対しても医療費控除を申請することが可能です。

格安といった文言に踊らされない

格安といった文言には、踊らされないようにしましょう。

一見すると格安という文言は魅力的に映りますが、治療の内容や保証の有無をよく確認することを推奨します。場合によっては別途費用がかかることもあるため、見積もりを取ることが望ましいです。

クレジットカードで分割払いする

1回の支払いの負担を軽減したい場合は、クレジットカードで分割払いする方法があります。

最近では、クレジットカードによる分割払いに対応している歯科医院もあるため、無理なく支払えるプランを選択できないか、一度相談してみるのが良いでしょう。

デンタルローンで分割払いする

歯科治療専用のデンタルローンは、一般的なローンよりも金利が抑えられており審査も比較的スムーズなため、利用するのも手です。

場合によっては、複数の金融機関と提携している歯科医院もあるため、ローンを利用できるかどうか一度相談してみましょう。

複数の歯科医院を比較する

自由診療で保険適用外となるインプラント治療は、歯科医院ごとに費用が変わるため、複数の歯科医院を比較するのも良いでしょう。

初診相談やセカンドオピニオンを活用し、複数の歯科医院から見積もりを受けることで、相場が見えてきます。費用だけでなく、カウンセリングや説明が丁寧かどうかも見ておくとより安心です。

保険適用を打診する

オールオンフォー(All-on-4)を含むインプラント治療自体は自由診療であり、保険適用外となりますが、関連する検査や治療の一部は保険が適用されるケースがあるため、一度打診してみましょう。

保険の適用範囲について歯科医師に確認することで、一部の関連治療に保険が適用される可能性があります。

重度の口腔内疾患がある場合は、保険適用で治療してからインプラント治療に入ることも可能なため、オールオンフォー(All-on-4)の利用を含め一度相談しておくと安心です。

まとめ

オールオンフォー(All-on-4)は、高額な治療と思われやすいですが、従来のインプラントと比較して費用対効果が期待できる選択肢です。費用の相場は200万〜400万円ほどで、インプラントの種類だけでなく歯科医院によっても変わります。

しかし、費用だけに注目して選ぶと術後のトラブルや保証の不備などのリスクもあるため、治療内容やサポート体制まで含めて慎重に判断することが求められます。

費用に関しては、医療費控除や分割払いも視野に入れておくと安心です。

なお、名駅歯科クリニック・矯正歯科では、大学病院レベルの医療機器を採用しており、経験豊富な歯科医師が担当します。明確な費用説明と丁寧なカウンセリングを徹底し、患者さま一人ひとりに合ったオールオンフォー(All-on-4)治療を提供しています。

名古屋でオールオンフォー(All-on-4)をご検討中の方は、まずは当院にお問い合わせいただけると幸いです。

名駅歯科クリニックのオールオン4について

この記事の監修者

名駅歯科クリニック・矯正歯科 院長二宮奈津子
二宮奈津子

経歴

  • 2009年3月 鶴見大学歯学部歯学科 卒業
  • 2012年4月 朝日大学歯学部総合医科学講座 非常勤
  • 2014年3月~ 名駅歯科クリニック・矯正歯科 院長

投稿者: 名駅歯科クリニック・矯正歯科

2025.02.25更新

オールオンフォー(All-on-4)とは?構造や仕組み・治療の流れ・メリット・デメリットを解説

オールオンフォー(All-on-4)は、4本のインプラントの本数で全顎の歯を回復させる治療法の一つです。

しかし、オールオンフォー(All-on-4)の特徴や具体的な施術内容を知らない人も多いでしょう。

この記事では、オールオンフォー(All-on-4)とは、構造や仕組み、治療の流れ、メリット、デメリット、おすすめな人についてご紹介します。

名駅歯科クリニックのオールオン4について

オールオンフォー(All-on-4)とは

オールオンフォー(All-on-4)とは

オールオンフォー(All-on-4)とは、片顎につき4本のインプラントを埋入し、その上にすべての人工歯を固定するインプラント治療の一つです。

従来のインプラントでは失った歯の本数分、もしくは相応の数のインプラントを必要とするのが一般的でしたが、オールオンフォー(All-on-4)では本数を最小限に抑え、外科的かつ経済的な負担を大幅に軽減できるのが特徴となっています。

この治療法は、スイスのノーベルバイオケア社とポルトガルのパウロ・マロ氏によって開発され、現在では世界中で導入されています。

日本においても厚生労働省が定める「先進医療」に該当することはありませんが、自由診療を請け負うクリニックで多数提供実績がある治療法です。

インプラント治療に興味がある人は、対応している歯科医院に一度相談してみましょう。

オールオンフォー(All-on-4)の構造や仕組み

オールオンフォー(All-on-4)の構造や仕組み

オールオンフォー(All-on-4)の構造は、4本のインプラントを土台として一体型の人工歯を支える仕組みです。

ここでは、オールオンフォー(All-on-4)の構造や仕組みについて詳しく解説します。

インプラントを顎の骨に埋入する

オールオンフォー(All-on-4)は、インプラントを顎の骨に埋入するのが一般的です。

ここで重要となってくるのが、埋入するインプラントの位置と角度です。一般的に、奥の2本のインプラントは30〜45度に傾斜して埋入され、骨量が比較的豊富な前方部の骨を最大限に活用できるように埋め込みます。

それにより、骨移植などの追加外科手術を避けられる可能性があります。

人工歯でできた装置を取り付ける

オールオンフォー(All-on-4)は、人工歯でできた装置を取り付けるのも特徴の一つです。

インプラント体にアバットメントという中間構造を介し、12本前後の人工歯が連なったブリッジ型の装置を固定します。素材にはレジンやジルコニアが使用されるため、機能性と審美性に加えて耐久性も確保することが可能です。

見た目も自然で、日常生活での違和感も最小限に抑えられます。

骨移植などの治療が必要ない

オールオンフォー(All-on-4)は骨量が少ない方でも適応されることが多く、骨移植や造成といった前処置が不要なケースが一般的です。

持病を抱えている人や年齢を重ねている人にとっても、身体的負担を軽減できる治療法として注目されています。

オールオンフォー(All-on-4)の治療の流れ

オールオンフォー(All-on-4)の治療の流れ

オールオンフォー(All-on-4)によるインプラント治療を考えている人は、流れを知っておきたいところです。

ここでは、オールオンフォー(All-on-4)の治療の流れについて詳しく解説します。

STEP1.カウンセリング

まずは口腔内の状態や全身疾患の有無を確認し、治療の希望をカウンセリングします。

インプラントに精通する歯科医師(専門医や認定医)が今後の計画をはじめ、治療のリスクやメンテナンスの重要性について説明するのが一般的です。

何か気になる点がある場合は、カウンセリングの段階で解決しておきましょう。

STEP2.精密検査

カウンセリングが終わったら、精密検査を行います。

精密検査ではCTスキャンやレントゲンを使用し、顎骨の状態をはじめ、血管や神経の位置を把握するのが一般的です。人によって顎骨の状態はもちろん、血管や神経の位置も違うからこそ精密検査は非常に重要です。

最終的に、収集したデータをもとにシミュレーションを行い、インプラントを埋入する場所を決定します。

STEP3.インプラントの埋入

精密検査が終わったら、インプラントの埋入を行います。

顎骨に対して局所麻酔を行う必要はありますが、手術自体はインプラントを埋め込むだけであるため、時間はさほどかかりません。

手術当日、または翌日に仮歯を固定できる即時荷重も可能です。

STEP4.仮歯の装着

インプラントの埋入が終わったら、仮歯の装着を行います。

使用する装置の種類によって異なりますが、安定性が認められる場合は手術当日に仮歯を固定します。なお、インプラント治療全体では約2〜6ヶ月(他の治療がある場合は約1年)ほど必要ですが、仮歯を入れればいつも通りの会話や食事が可能です。

仮歯によって失われた歯を取り戻せるため、歯がない期間はごくわずかです。

STEP5.型取り

インプラントが骨と結合する期間(約2〜6ヶ月)を経て、最終的な人工歯の製作に入ります。

この段階で精密な型取りを行い、咬み合わせや口内の形状に合った装置を作成するのが一般的です。そのため、担当の歯科医師と具体的な日程を打ち合わせておくと安心です。

なお、歯周病や虫歯がある人は治療を優先させることもあるため、注意が必要となります。

STEP6.人工歯の装着

最後に、完成した人工歯をアバットメントに固定します。

必要に応じて機能性や審美性、耐久性のバランスを確認し、何も問題がなければ終了です。

STEP7.経過観察

インプラント治療は、人工歯を入れて終わりではありません。

インプラント周囲炎などの炎症を引き起こすことがあるため、定期的に経過観察が必要です。セルフケアが適切にできているかの確認も含め、年に数回の通院が求められます。

名駅歯科クリニックのオールオン4について

オールオンフォー(All-on-4)のメリット

オールオンフォー(All-on-4)のメリット

オールオンフォー(All-on-4)を行う前に、どのようなメリットがあるのか知っておきたいところです。

ここでは、オールオンフォー(All-on-4)のメリットについて詳しく解説します。

顎の骨に左右されにくい

オールオンフォー(All-on-4)は、顎の骨に左右されにくいのがメリットです。

限られた骨量でも適応できるため、他のインプラント治療よりも柔軟に対応できます。

滑舌や発音が改善されやすい

滑舌や発音が改善されやすいのも、オールオンフォー(All-on-4)のメリットです。

義歯と違って上顎の口蓋を覆わないため、会話の違和感なく明確に話せるようになります。

歯を失うと滑舌や発音がうまくできず、他の人とのコミュニケーションにも支障が出やすくなるため、インプラント治療を検討するのが良いでしょう。

噛む力が改善されて咀嚼しやすくなる

噛む力が改善されて咀嚼しやすくなるのも、オールオンフォー(All-on-4)のメリットです。

天然歯に近い噛み心地を得られるとされており、食事を楽しみやすくなる場合があります。

歯を失うと噛む力が衰えることにより、全身への影響が出る可能性も指摘されているため、必要に応じてインプラント治療も選択肢の一つとして考えておきましょう。

精神的・肉体的な負担を抑えられる

オールオンフォー(All-on-4)は、精神的・肉体的な負担を抑えられるのもメリットといえるでしょう。

限られた骨量でも適応できることから必然的に手術の回数を抑えられ、治療全体にかかる日数も抑えることが可能です。結果的に、治療のストレスの軽減が期待できます。

術後の痛みが比較的感じにくい

オールオンフォー(All-on-4)は、術後の痛みが比較的感じにくいのもメリットでしょう。

骨量が限られている人でも適応できるため、該当箇所に対して最小限の切開と縫合で済み、回復もスムーズです。痛みの感じ方には個人差がありますが、比較的軽度で済むケースもあります。

人工歯が外れにくい

オールオンフォー(All-on-4)に限らず、インプラント治療は顎骨に直接埋め込むため人工歯が外れにくいとされています。

入れ歯のように着脱できるわけではありませんが、逆にこすれたりずれたりすることがあまりないため、快適に使用することが可能です。

治療の期間を短縮できる

オールオンフォー(All-on-4)は、即日仮歯装着により、治療期間を短縮できます。

完全に歯がない期間というのはほとんどないため、すぐに歯が必要な人も快適です。

治療の費用を軽減できる

オールオンフォー(All-on-4)は、インプラントの本数を抑えることで、治療費用も軽減できます。

支払い総額も他のインプラントより抑えられるため、予算が限られている人も安心です。

骨の吸収が起こりにくい

骨の吸収が起こりにくいのも、インプラント治療のメリットといえるでしょう。

骨吸収とは、骨を構成する成分が破骨細胞によって吸収される現象のことです。

本来、歯を失うと骨吸収が起こりやすくなるといわれているのですが、顎骨にインプラントを埋め込むとインプラントが骨に適度な刺激を与えることで、義歯よりも骨吸収が起こりにくくなるとされています。

見た目が整う

単純に、インプラント治療は見た目が整うのもメリットです。

失われた歯を取り戻せるため、笑顔に自信が持てるようになる人もいます。

オールオンフォー(All-on-4)のデメリット

オールオンフォー(All-on-4)のデメリット

オールオンフォー(All-on-4)を行う前に、どのようなデメリットがあるのかも知っておきたいところです。

ここでは、オールオンフォー(All-on-4)のデメリットについて詳しく解説します。

健康状態によっては治療できない

オールオンフォー(All-on-4)は、健康状態によっては治療できないのがデメリットです。

重度の歯周病や虫歯があっても歯を抜いて治療できますが、心疾患や糖尿病がある人は外科手術自体が制限されることがあるため、治療できない場合があります。

治療の可否については、歯科医師に判断を仰ぎましょう。

一方、口内環境が健康な人であればスムーズに治療を受けられるため、普段から丁寧なブラッシングを心がけておくと良いでしょう。

治療できる歯科医院が限られる

治療できる歯科医院が限られるのも、オールオンフォー(All-on-4)のデメリットです。

オールオンフォー(All-on-4)のように専門的な技術と知識が求められるインプラント治療は、すべての歯科医院で提供されているわけではありません。

提供していたとしても、実績によって仕上がりが変わることもあるため、腕の良い歯科医師がいるところを見つける必要があります。

一方、専門医や認定医のいる歯科医院であれば、素早い治療が可能となるでしょう。

保険が適用されない

オールオンフォー(All-on-4)に限らず、インプラント治療は保険が適用されません。

自由診療で治療費が自己負担となるため、慎重な判断が望ましいです。しかし、医療費控除の対象になる可能性もあるため、一度支払い総額を見積もりしてもらうことを推奨します。

歯科医院によってはデンタルローンや分割払いに対応しているところもあるため、支払い方法も含めて相談しておくと良いでしょう。

オールオンフォー(All-on-4)がおすすめな人

オールオンフォー(All-on-4)がおすすめな人

オールオンフォー(All-on-4)は、以下のような人に適した治療法といえるでしょう。

  • 入れ歯で咀嚼しにくい人
  • 入れ歯の手入れが面倒な人
  • 総入れ歯を使用している人
  • 歯がボロボロになっている人
  • 本来の歯を求めている人

インプラント治療はすべての人におすすめというわけではありませんが、入れ歯で咀嚼しにくい人や入れ歯の手入れが面倒な人、総入れ歯を使用している人に適しています。

また、歯がボロボロになっている人、本来の歯を求めている人にも適した治療法です。

しかし、治療適応の可否については歯科医師の判断が必要となるため、まずはカウンセリングを受けて、自分がどのような状況に置かれているのかを理解しておきましょう。

粗悪なオールオンフォー(All-on-4)にご注意ください

粗悪なオールオンフォー(All-on-4)にご注意ください

粗悪なオールオンフォー(All-on-4)治療を行う歯科医院もあるため、十分注意しましょう。

オールオンフォー(All-on-4)は、ただ4本のインプラントで上部構造を固定すればいいわけではなく、ノーベルバイオケア社のプロトコルに則った治療が必要です。

場合によっては、ザイゴマインプラントを選択するのも良いでしょう。

ザイゴマインプラントは、上顎の骨が薄く、オールオンフォー治療が難しいといわれた場合に選択できる治療方法で、その日のうちに仮歯まで治療が可能となっています。

まずは、オールオンフォー(All-on-4)治療の経験が豊富な歯科医院を選びましょう。

まとめ

オールオンフォー(All-on-4)は、4本のインプラントの本数で口全体の機能性や審美性を改善できる先進的な治療法です。

総入れ歯が合わない人や骨量が限られている方などに適した治療法で、あまり時間をかけずに自然な口元と咀嚼力を取り戻すことが期待できます。

しかし、全身状態や骨の状態などによっては適応できないこともあるため、信頼できる医療機関での診断が欠かせません。

なお、名駅歯科クリニック・矯正歯科では、経験豊富な歯科医師が精密検査と丁寧なカウンセリングをもとに、機能性と審美性を両立したオールオンフォー(All-on-4)治療をご提供しています。

名古屋駅近くでインプラント治療をご検討の方は、ぜひ一度ご相談いただけると幸いです。

名駅歯科クリニックのオールオン4について

この記事の監修者

名駅歯科クリニック・矯正歯科 院長二宮奈津子
二宮奈津子

経歴

  • 2009年3月 鶴見大学歯学部歯学科 卒業
  • 2012年4月 朝日大学歯学部総合医科学講座 非常勤
  • 2014年3月~ 名駅歯科クリニック・矯正歯科 院長

投稿者: 名駅歯科クリニック・矯正歯科

2025.01.25更新

オールオンフォー(All-on-4)で顔は変わる?期待できる効果・対応医院の選び方・注意点を解説

オールオンフォー(All-on-4)は、機能性や審美性の改善を目的としたインプラント治療法の一つです。

しかし、インプラント治療で顔の印象がどう変わるのか不安な方もおり、なかなか治療に踏み切れないこともあるでしょう。

この記事では、オールオンフォー(All-on-4)で顔は変わるか、顔が変わるといわれる理由、期待できる効果、対応医院の選び方、注意点についてご紹介します。

名駅歯科クリニックのオールオン4について

オールオンフォー(All-on-4)で顔は変わる?

オールオンフォー(All-on-4)で顔は変わる?

オールオンフォー(All-on-4)は、インプラント治療において外見の印象改善につながる治療法です。

ここでは、オールオンフォー(All-on-4)で顔は変わるかについて詳しく解説します。

オールオンフォー(All-on-4)はインプラント治療の一つ

オールオンフォー(All-on-4)とは、片顎に4本のインプラントを埋入し、それらを支台としてフルブリッジの人工歯を固定する治療法です。

従来は、すべての欠損歯を補うために10本以上のインプラントが必要なケースもありましたが、オールオンフォー(All-on-4)では必要な本数を最小限に抑えることが可能です。

この治療法は、アメリカのノーベルバイオケア社により開発され、現在では世界各国で広く採用されています。

日本でも徐々に普及が進んでおり、特に限られた期間で機能性も審美性も改善したいというニーズに応えています。

顔の印象が変わることがある

オールオンフォー(All-on-4)で人工歯を装着すると、口元に適切な支えが戻り、顔の立体感や輪郭が整うようになるため、「顔が変わった」と感じる人が一定数います。

一般的に、歯を失うと噛む力が失われるだけでなく、顔全体の筋肉や骨格のバランスにも影響します。顎の骨が次第に痩せて唇や頬が内側に落ち込むようになり、老けた印象を与える場合がありますが、適切な治療での改善が可能です。

したがって、オールオンフォー(All-on-4)は「良い意味で顔の印象が変わる可能性がある」治療法となっています。

機能性・審美性からサポートできる

オールオンフォー(All-on-4)は、見た目を整えるだけではなく機能性や審美性からサポートできます。

咀嚼をはじめとした滑舌や発音の改善につながるため、結果的に日常生活の質(QOL)の向上が期待できるわけです。

噛む力が戻ることで栄養摂取も円滑になり、全身の健康にも良い影響を与える可能性があるでしょう。

また、人工歯のカラーやデザインは個人に合わせてカスタマイズできるため、自然な見た目を取り戻すことも可能です。美容医療を併用せずとも、顔の印象が変わる可能性があるため、選択肢の一つとして検討していただけます。

見た目が改善される

オールオンフォー(All-on-4)は、口元の見た目が改善されるのが大きな魅力です。

即日仮歯が装着でき、術後すぐに見た目が改善されるため、社会復帰や人前で話す機会がある方にとっては安心材料となり得ます。

特に長期間義歯に悩んでいた方にとっては、固定式の歯を得ることで精神的な安心感につながったという声もあります。見た目の変化が短期間で実感できる点も、他のインプラント治療との違いです。

オールオンフォー(All-on-4)で顔が変わるといわれる理由

オールオンフォー(All-on-4)で顔が変わるといわれる理由

オールオンフォー(All-on-4)で顔が変わるといわれる理由はいくつかあるため、治療を受けるかどうか決断する前に知っておきたいところです。

ここでは、オールオンフォー(All-on-4)で顔が変わるといわれる理由について詳しく解説します。

噛み合わせの変化によるもの

オールオンフォー(All-on-4)は、人工歯を理想的な位置に設計することで、噛み合わせが安定し、顔の対称性が整いやすくなるとされています。

本来、歯を失って噛み合わせが乱れると顎関節や咀嚼筋に負担がかかり、顔の左右バランスが崩れやすくなります。しかし、オールオンフォー(All-on-4)を使用すれば、正しい噛み合わせに戻ることで全体的なバランスが整いやすくなるのです。

結果的に、噛み合わせが正常に戻って顎の筋肉や骨格が均等に使用されるようになり、フェイスラインの左右差も軽減しやすくなるでしょう。

唇や頬の変化によるもの

オールオンフォー(All-on-4)により人工歯が適切な位置に設置されることで、口元の支持が回復し、唇や頬の膨らみが戻りやすくなるとされています。

結果的に、自然で立体的な輪郭を取り戻すことが可能です。

歯は、顔の外観を内側から支える柱のような存在であり、歯がなくなると唇が内側に落ち込むことで口角のシワやほうれい線が目立ちやすくなるため、適切な治療が必要です。

表情の変化によるもの

歯が失われると、笑顔を避けたり口元を隠して話したりと表情が硬くなりやすいですが、オールオンフォー(All-on-4)で自信を取り戻すと自然と表情も明るくなります。

人の第一印象は顔の表情で決まることが多く、表情の変化によって顔が変わったと感じる人も少なくありません。

人によっては知人や友人から、顔が変わった?といわれて気づくこともあるくらいです。

オールオンフォー(All-on-4)で期待できる効果

 オールオンフォー(All-on-4)で期待できる効果

オールオンフォー(All-on-4)は、健康面や心理面でも期待できる効果があるため、あわせて知っておきたいところです。

ここでは、オールオンフォー(All-on-4)で期待できる効果について詳しく解説します。

笑顔に自信が持てるようになる

オールオンフォー(All-on-4)で歯が自然な仕上がりになると、笑顔に自信を持ちやすいです。

歯にコンプレックスがあると笑顔に自信が持てず、気づかないうちに精神的なストレスが蓄積されやすいですが、インプラント治療を行うことで自然と笑えるようになります。

口元が綺麗になることで、コンプレックスの解消にもつながるでしょう。

口元のたるみが目立ちにくくなる

オールオンフォー(All-on-4)で口元に適切な支持が戻ると、個人差はありますが、たるみが目立ちにくくなりやすいです。

単なる見た目の変化ではなく、構造的に顔の皮膚が内側から持ち上げられることで、シワやほうれい線も目立ちにくくなるとされています。

結果的に自然と笑顔になる機会が生まれ、自信が持てるようになるでしょう。

肌にハリが生まれる

オールオンフォー(All-on-4)だけの効果とは言い切れませんが、噛む動作が復活することで顎周辺の筋肉や骨格が活性化され、肌にハリを感じる人もいるとされています。

これは咀嚼の動作により血流が改善され、顔全体の新陳代謝が促されるためです。

もちろん、効果は人それぞれであるため具体的に顔の印象がどう変わるかは人によって千差万別ではありますが、治療の選択肢として検討する価値は十分にあるでしょう。

表情筋が鍛えられる

オールオンフォー(All-on-4)を取り入れると、自然と表情筋が動きやすくなり無理せず鍛えることが可能です。

会話で口角や頬を動かす機能が活性化されるようになり、年齢とともに失われやすい筋力が改善されることもあるとされています。

名駅歯科クリニックのオールオン4について

オールオンフォー(All-on-4)対応医院の選び方

オールオンフォー(All-on-4)対応医院の選び方

オールオンフォー(All-on-4)によるインプラント治療を検討している場合、対応医院の選び方が重要です。

ここでは、オールオンフォー(All-on-4)対応医院の選び方について詳しく解説します。

アフターケアが丁寧か

インプラント治療は定期的なメンテナンスが欠かせないため、歯科医院はアフターケアが丁寧かを見て選ぶことが重要です。

通院体制や定期健診について明確に説明があるところは、比較的信用できます。

しかし、歯科医院によって独自の決まりが設けられている場合もあるため、複数の歯科医院を比較検討して選ぶようにしましょう。

カウンセリングや説明が適切か

インプラント治療はメリットもあればデメリットもあるため、歯科医院を選ぶ場合はカウンセリングや説明が適切かといった判断も求められます。

具体的には、治療の期間や費用、方針やリスクについての明確な説明が重要です。

なお、カウンセリングだけであれば無料で対応している歯科医院もあるため、まずは話を聞くという意味で予約してみるのが良いでしょう。

経験豊富な医師が在籍しているか

インプラント治療は、専門的な技術と知識が求められるため、経験豊富な医師が在籍しているかどうかも判断基準となります。

経歴や症例数はもちろん、所属学会など医師の専門性を事前に調べておくと安心です。

最新設備と保証制度があるか

インプラント治療は、口内環境について的確な診断が求められるため、最新設備と保証制度があるかどうかも一つの判断基準です。

CTスキャンや3Dシミュレーションソフトなど、専用機器があるかどうかを聞いておくとより安心できます。

無理な治療方針ではないか

オールオンフォー(All-on-4)は、全員に適応するインプラント治療ではないため、無理な治療方針ではないかを確認する必要もあるでしょう。

他の治療法との比較だけでなく、保存可能な歯の有無も含めて教えてくれる歯科医院を選ぶようにしましょう。

リスクヘッジは十分か

オールオンフォー(All-on-4)だけに目立ったリスクがあるわけではないですが、インプラント治療は歯周炎といった炎症を引き起こす可能性があるため、リスクヘッジも考えておきたいところです。

歯科医院を選ぶ場合は、感染症対策や術中術後のトラブル対策が適切かを判断しましょう。

医療全体の安全への取り組みは危険を避けるためにもとても重要なことといえるため、必ず確認することが求められます。

オールオンフォー(All-on-4)の注意点

オールオンフォー(All-on-4)の注意点

オールオンフォー(All-on-4)を使用する場合、いくつか注意が必要です。

ここでは、オールオンフォー(All-on-4)の注意点について詳しく解説します。

対応医院が限られている

オールオンフォー(All-on-4)は、専門的な技術と知識に加えて高度な設備を要するため、全国的に対応している歯科医院は限られています。

近隣に対応できる歯科医院があるかについては、事前に調べることが重要です。

もし近隣にオールオンフォー(All-on-4)のインプラント治療に対応した歯科医院がない場合は、他の治療方法を試せるところがないか調べてみると良いでしょう。

抜歯が必要なケースがある

まれではありますが、残存歯がある場合でも治療設計に基づいて抜歯が必要となることがあるため、天然歯の保存にこだわりがある方は注意が必要です。

もちろん、歯医者の多くは天然歯を残す方向で治療計画を進めてくれることがほとんどですが、症例によっては少なくとも1〜2本ほど抜歯が必要となることもあります。

もし治療計画に疑問がある場合は、複数の医院でセカンドオピニオンを受けましょう。

骨の状態によっては治療不可

顎の骨吸収が進行していると、インプラントを埋入できない可能性があります。

骨吸収は、歯を失った部位の顎骨が歯がないことで刺激を受けなくなり、体が不要なものと判断して吸収してしまうことが主な原因です。

インプラント周囲炎や過度な力がかかることで促進されることもあるため、注意が必要となるでしょう。治療可能かどうかは、歯科医院に相談しましょう。

保険適応外で高額になる

オールオンフォー(All-on-4)は自由診療のため、治療費が全額自己負担となります。

どれくらいの予算が必要となるかは歯科医院によって変わりますが、数十〜数百万円単位でかかるのが一般的です。

しかし、トータルコストを考慮すると入れ歯よりも経済的との評価もあるため、今後のメンテナンスも含めて予算を考慮するのが良いでしょう。

メンテナンスが必須

インプラントは、プラークの蓄積で炎症を起こすインプラント周囲炎のリスクがあるため、毎日のメンテナンスが必須とされています。

丁寧なブラッシングはもちろん、必要に応じて保守点検が必要となるため、治療が終わってからも通院が必要です。

一見するとメンテナンスは手間ですが、適切に扱うことで寿命を延ばすことにもつながる可能性があるため、面倒だとしても管理は徹底しましょう。

リスクがある

オールオンフォー(All-on-4)などのインプラント治療は、外科的処置が必要となるため、どうしても痛みや腫れはもちろん感染や出血などのリスクがあります。

もちろん、こうしたリスクを回避するために精密な検査が行われているため、リスク自体はそれほど心配する必要はありません。

しかし、リスクを完全にゼロにすることは困難なため、十分なインフォームドコンセント(医師が患者に対して治療法などを説明すること)を受けるのが望ましいです。

疑問がある場合は、カウンセリングの段階で解消しておくのが良いでしょう。

まとめ

オールオンフォー(All-on-4)は、見た目の改善と機能の回復を両立できるインプラント治療です。

口元の印象が変わることから、顔が変わったといった声も聞かれます。

しかし、すべての方に適応できるわけではなく、顎の骨の状態や全身の健康状態などによっては他の治療法が適している場合もあるため、まずは専門の歯科医院で丁寧なカウンセリングと説明を受けることが重要となるでしょう。

なお、名古屋駅から徒歩すぐの名駅歯科クリニック・矯正歯科では、CTによる精密な診断、豊富な症例実績、患者さま一人ひとりに寄り添った治療提案を行っており、オールオンフォー(All-on-4)を含む各種インプラント治療に対応しています。

オールオンフォー(All-on-4)によるお口の健康が気になる方は、ぜひ一度名駅歯科クリニック・矯正歯科へご相談いただけると幸いです。

名駅歯科クリニックのオールオン4について

この記事の監修者

名駅歯科クリニック・矯正歯科 院長二宮奈津子
二宮奈津子

経歴

  • 2009年3月 鶴見大学歯学部歯学科 卒業
  • 2012年4月 朝日大学歯学部総合医科学講座 非常勤
  • 2014年3月~ 名駅歯科クリニック・矯正歯科 院長

投稿者: 名駅歯科クリニック・矯正歯科

2024.12.25更新

インプラントとセラミックの違い!選び方・メリット・デメリットを比較

歯の機能性や審美性、破損や見た目の改善を目的に、インプラントやセラミックによる治療を検討している人は多いでしょう。

インプラントとセラミックは機能性や寿命、使用する素材などが異なるため、詳しく理解することで自分に合った治療法を選択できます。

この記事では、インプラントとセラミックの特徴から正しい選び方、メリット・デメリットまで詳しく解説します。

名駅歯科クリニックのインプラントについて

インプラントとセラミックの特徴

インプラントとセラミックの特徴

インプラントとセラミックは、それぞれ目的の異なる治療法です。

ここでは、インプラントとセラミックの特徴について詳しく解説します。

インプラント治療とは

インプラント治療とは、失った歯の機能性や審美性を補うために人工歯根を顎の骨に埋め込み、上部構造を被せるようにして装着する治療法です。

治療は麻酔下での外科手術で行われ、インプラント体と骨が結合する期間(治癒期間)を待った後、上部構造を取り付けて完了するのが一般的です。

手術方法には、一度でインプラント体とアバットメントまで装着する1回法と、インプラント体装着後に期間を置いてアバットメントを装着する2回法があります。

なお、構造については主に以下の三つから成り立っています。

  • アバットメント:人工歯根と上部構造を連結する部品
  • 上部構造:セラミック製が主流の咬合を担う部品
  • 人工歯根:チタン製が主流で骨と結合させて使用する部品

使用するメーカーによって部品が異なることもありますが、原則としてインプラントには以上のアバットメント・上部構造・人工歯根が使用されます。

どれも、インプラントの作成に欠かせないパーツです。

セラミック治療とは

セラミック治療とは、欠損した歯や虫歯をセラミック製の被せ物や詰め物で補う治療法です。

治療は麻酔下で歯を削り、セラミックを装着する土台となる歯を調整しつつ、完成するまでの間に仮歯を装着するのが一般的です。

あわせて削った歯に合うように噛み合わせと歯型を採取し、採取したデータを元に歯科技工所でセラミックを製作します。

なお、素材の種類はいくつかあり、それぞれ特徴が異なります。

  • オールジルコニア:非常に高い強度を持っている素材
  • オールセラミック:自然な色調と透明感がある素材
  • ガラスセラミック:天然歯のような透明感がある素材
  • ハイブリッドセラミック:セラミックとレジンを混合した素材

オールセラミックは自然な色調と透明感があることから、天然歯のような仕上がりにしたい場合によく使用される素材で、前歯などの治療にも使用されます。

対して、ハイブリッドセラミックは柔軟性があることから、奥歯の治療にも使用できるのが特徴です。

例外として、インプラントの上部構造としてよく使用されるジルコニアセラミックは、強度の面で優れているなど、歯の状況に応じた選択が必要となるでしょう。

インプラントとセラミックの違い

インプラントとセラミックの違い

インプラントとセラミックは、構造面や性能面で明確な違いがあるため、混合して考えないよう注意が必要です。

ここでは、インプラントとセラミックの違いについて詳しく解説します。

機能性

インプラントとセラミックは、機能性の面で違いがあります。

インプラントは、失った歯の根を再現することで咀嚼機能の改善が期待できる一方、セラミックは補綴目的で使用されるのが一般的です。

機能を改善させるのか、審美を補綴するのかという相違点が、両者の違いといえるでしょう。

寿命

インプラントとセラミックとでは、寿命にも違いがあります。

インプラントは適切なメンテナンスを行えば10年を超えて使用することが可能です。実際に、日本口腔インプラント学会によれば、10年後の生存率は約95%と報告されています。

対して、セラミックは使用する材質や部位によっても違いますが、5〜10年が一般的です。

耐用年数は口内環境や手入れの仕方によっても違ってくるため、寿命を延ばしたい人は毎日丁寧なブラッシングを行う必要があるでしょう。

使用する素材

使用する素材も、インプラントとセラミックでは別物です。

インプラントはチタン製が主流(一部ジルコニア製あり)となっているのですが、セラミックは陶材をベースとした人工素材が主流となっています。

どのような素材を使用するかによって機能性や審美性が違ってくるため、治療計画については担当の歯科医師と慎重に決めていきましょう。

治療の期間

治療期間については、外科手術を伴うインプラント治療ほど長期となりやすく、セラミック治療ほど短期となりやすいとされています。

具体的には、インプラント治療で2〜6ヶ月ほど、セラミック治療で1〜2回ほどの通院が必要となるとされているため、両者ではかなりの差があるといえそうです。

歯周病や虫歯がある人は、治療を優先することがあるため、歯科医師に確認しましょう。

治療の費用

治療費用については、手術費や素材費がかかるインプラント治療ほど高額となりやすく、セラミック治療ほど低額となりやすいとされています。

インプラント治療もセラミック治療も自由診療で保険適用外となるのが一般的ですが、総額を比べてみると数万円ほどの差が出ることもあるようです。

費用に関しては、歯科医院によって違うため、事前に見積もりを確認しましょう。

治療方法

インプラントとセラミックでは、治療の方法も違います。

インプラントは外科的に人工歯根を埋入するため、ある程度の侵襲(生体を傷つけること)を伴いますが、セラミック治療は歯の削除量が比較的抑えられ、非侵襲的な処置が中心です。

もちろん、インプラントもセラミックも他の歯の健康を害さずに治療できる方法となっていますが、侵襲という観点では注意が必要となるでしょう。

インプラントとセラミックの選び方

インプラントとセラミックの選び方

歯の治療でインプラントを選ぶかセラミックを選ぶかは、患者の希望に沿うのが一般的です。

ここでは、インプラントとセラミックの選び方について詳しく解説します。

強度が十分にあるか

インプラントとセラミックでは強度が変わるため、噛む力に合わせて選びましょう。

例えば、強度の面で安定感のある素材を選ぶと、満足度に直結します。インプラントもセラミックも一定の強度はありますが、使用する素材によって変わるため、状況に合わせて選ぶのが理想です。

金属アレルギーがあるか

金属アレルギーがある人は、金属をほとんど使用しないインプラントをはじめ、オールセラミックやジルコニアセラミックを選ぶと良いです。

インプラントに使用されているチタン素材は、極めてまれにアレルギー反応を引き起こす人がいますが、特殊なフィクスチャーを使用することでリスクを避けられます。

どの素材が適当かは、担当の歯科医師と相談して決めましょう。

歯根が残っているか

天然の歯根が残っている場合、インプラント治療が不要な場合もあります。

症状が軽度の場合、インレー(詰め物)やクラウン(被せ物)による修復のみで対応できる場合があり、保険適用内での治療が可能です。

場合によってはセラミック治療も可能ですが、目立たない部位であれば他の治療方法を選ぶというのも選択肢の一つといえるでしょう。

前歯を治療するか

前歯は笑顔に直結する部位であるため、自然な仕上がりになるセラミックが良いでしょう。

機能性や審美性の面ではインプラントによる治療も可能ですが、前歯の場合、歯茎や骨の状態によって治療の可否が左右されるため、担当医とよく話し合うことを推奨します。

カウンセリングの段階で、症状について共有しておくのが望ましいです。

予算があるか

経済的な事情も治療法の選択に影響するため、予算についても考えておきましょう。

インプラント治療もセラミック治療も自由診療で高額となりやすいため、予算が限られている場合は比較的手が届きやすいハイブリッドセラミックを選ぶと良いでしょう。

どうしても予算オーバーしそうな場合は、歯科医院にデンタルローンが使用できるか、分割払いができるかを聞いておくと安心です。

なお、歯科医院を選ぶ場合は、他の医院と比較検討し、必要に応じて相見積もりを取ることをおすすめします。

名駅歯科クリニックのインプラントについて

インプラントのメリット・デメリット

インプラントのメリット・デメリット

インプラントは、機能性や審美性だけでなく耐久性にも優れた治療法ですが、いくつか注意点もあるため、メリットもデメリットも理解しておくことが重要です。

ここでは、インプラントのメリット・デメリットについて詳しく解説します。

メリット

インプラントのメリットとしては、以下のようなものがあります。

  • 噛み心地が本物の歯に似ている
  • 健康な他の歯を傷つけにくい
  • 歯磨きなどのケアがしやすい
  • 見た目が自然で口元に馴染む

一般的に、インプラントは噛み心地が本物の歯に似ている点、健康な歯を傷つけにくい点、歯磨きなどのケアがしやすい点、見た目が自然で口元に馴染む点がメリットです。

どの点を取っても、インプラントは機能性・審美性の両面で優れていると評価されます。

デメリット

インプラントのデメリットは、以下の通りです。

  • 1~2回の手術が必要となる
  • 炎症を引き起こすことがある
  • まとまった費用がかかる
  • メンテナンスが求められる

一般的に、インプラントは1〜2回の手術が必要となる点、炎症を引き起こすことがある点、まとまった費用がかかる点、メンテナンスが求められる点がデメリットとされます。

特に、ケアに慣れていない人はインプラント周囲炎を発症することがあるため、口腔内の健康維持を徹底する必要があるでしょう。

一方、ケアさえ適切に行えば、過度に怯える必要はありません。

むしろ、機能性と審美性を取り戻すことで、日常生活が充実するはずです。

セラミックのメリット・デメリット

セラミックのメリット・デメリット

セラミックは、歯の破損や見た目を改善しやすい治療法ですが、同じくいくつかの注意点があるため、メリットとデメリットの両方を知っておきたいところです。

ここでは、セラミックのメリット・デメリットについて詳しく解説します。

メリット

セラミックのメリットには、以下のようなものがあります。

  • 金属アレルギーでも使用できる
  • 歯の白さをキープしやすい
  • 歯茎が黒ずみにくい

一般的に、セラミックは金属アレルギーでも使用できる点、歯の白さをキープしやすい点、歯茎が黒ずみにくい点がメリットです。

インプラントと比較して、治療にかかる期間や費用を抑えられるという点でも優秀と判断して良いでしょう。

デメリット

セラミックのデメリットは、以下の通りです。

  • まとまった費用がかかる
  • 虫歯になることがある
  • 割れることがある

一般的に、セラミックはまとまった費用がかかる点、虫歯になることがある点、割れることがある点がデメリットとされています。

インプラントと同様に自由診療となるため、予算が限られている人は負担に感じやすいです。

また、管理が適切にできていないと虫歯になったり、衝撃を受けた拍子に割れたりすることもあるため、日常生活での注意がいくつかあります。

しかし、定期検診を受ければ健康な歯を保つことが可能なため、担当している歯科医師の指示に従いながら治療を進めていくのが良いでしょう。

一部、重度の咬合不良が見られる人は治療が受けられない場合があるため、歯並び的に治療が可能なのかどうかも確認しておきましょう。

治療方針は医師に相談

治療方針は医師に相談

インプラントとセラミックはどちらの治療にもメリット・デメリットがあり、患者の希望や状態に応じた選択が必要となるため、具体的な治療方針は医師とよく相談して決めましょう。

口腔内疾患や全身疾患、ライフスタイルなどを踏まえ、担当の歯科医師と十分に相談することが重要です。

特に、治療方針については、厚生労働省の医療広告ガイドラインに基づき、治療の内容や目的、リスクについて明確な説明が義務付けられています。

どのような治療方法なのかを確認するためにも、まずはカウンセリングを入念に行っている歯科医院に問い合わせるのが良いでしょう。

なお、歯科医院選びではユーザーからの評判など、実際に利用したことのある人の声を参考にしましょう。

まとめ

インプラントとセラミックは、それぞれ目的や機能が異なる治療法であり、歯の状態や希望に応じて適切に選ぶことが重要です。

長期的な治療が必要となっても機能性や審美性を求めるならインプラント、短期間で綺麗な歯を取り戻したい場合はセラミックを選ぶのが一つの選択肢となるでしょう。

なお、名駅歯科クリニック・矯正歯科では、専門の歯科医師が最新の設備と豊富な経験を活かして、患者さま一人ひとりに合った最適な治療プランをご提案しております。

名古屋駅から徒歩すぐという立地に加え、平日の夜間や週末の診療にも対応しており、忙しい方にも通いやすい環境が整っています。

インプラントやセラミックによる治療をご検討中の方は、ぜひお気軽にご相談いただけると幸いです。

名駅歯科クリニックのインプラントについて

この記事の監修者

名駅歯科クリニック・矯正歯科 院長二宮奈津子
二宮奈津子

経歴

  • 2009年3月 鶴見大学歯学部歯学科 卒業
  • 2012年4月 朝日大学歯学部総合医科学講座 非常勤
  • 2014年3月~ 名駅歯科クリニック・矯正歯科 院長

投稿者: 名駅歯科クリニック・矯正歯科

2024.11.25更新

インプラントしたらMRIはできない?誤解される理由・起こりやすいトラブルを解説

インプラント治療を受けた方のなかには、もうMRI検査を受けられないと勘違いしている人もいるでしょう。

結論を先にいうと、インプラント治療を受けた後でもMRI検査は可能です。

しかし、構造や素材によっては注意が必要なケースも珍しくありません。

この記事では、インプラント治療とMRI検査の概要、インプラントしたらMRIはできないか、MRI検査ができないと誤解される理由、起こりやすいトラブルなどについてご紹介します。

名駅歯科クリニックのインプラントについて

インプラント治療とMRI検査の概要

インプラント治療とMRI検査の概要

まずは、インプラントとMRIの概要について知っておくと理解しやすいです。

ここでは、インプラント治療とMRI検査の概要について詳しく解説します。

インプラント治療とは

インプラント治療とは、歯を失った部位の顎骨に人工歯根を埋め込む治療法です。

人工歯根と呼ばれるインプラント体を埋入し、被せ物である上部構造を装着することで、天然の歯のような機能性と審美性を取り戻す方法となっています。

インプラント体には、主にチタンが使用されており、生体親和性が良好とされています。

現在では、医療現場でも採用されるなど、より研究が進められている分野です。

MRI検査とは

MRI検査とは、磁場と電波を使用して体内の構造を可視化する画像診断方法です。

放射線を使用しないため被ばくのリスクがなく、脳や内臓など体内の詳細な構造を可視化できるのが特徴です。

一方、金属が体内にあると磁場との相互作用で画像に影響を及ぼす可能性があるため、事前の確認が欠かせません。

インプラントしたらMRIはできない?

インプラントしたらMRIはできない?

インプラントをしているとMRIが受けられないと誤解している人もいますが、実際にはケースバイケースであることがほとんどです。

ここでは、インプラントしたらMRIはできないかについて詳しく解説します。

一部の金属製インプラントはMRIが不可

ステンレスなどの強磁性体(磁石に引き寄せられる金属)を含むインプラントの場合、MRIによる加熱や移動、画像の乱れを引き起こすことがあり、検査ができないケースもあります。

特に、海外製のインプラントや古いインプラントの中には、現在の日本国内で主流のチタン以外の素材が使用されているものも存在するため、注意が必要です。

一方、日本で治療した場合はインプラントをしていてもMRIが受けられるでしょう。

大抵のインプラントはMRIが可能

現在、国内で使用されている歯科インプラントの多くはチタン製で、非磁性体のためMRI検査に過度な影響を与えることは少ないとされています。

厚生労働省をはじめ医薬品医療機器総合機構(PMDA)などのデータでも、MRI対応のインプラント製品が主流であることが報告されているほどです。

どうしても気になる場合は、歯科医師に直接質問してみましょう。

MRI検査ができないと誤解される理由

MRI検査ができないと誤解される理由

MRI検査ができないと誤解される理由は、人工内耳や心臓ペースメーカーと混合していたり、歯茎や骨を支える素材を理解していないのが主です。

ここでは、MRI検査ができないと誤解される理由について詳しく解説します。

人工内耳や心臓ペースメーカーと混合している

人工内耳や心臓ペースメーカーと混合することで、MRIができないと誤解する人がいます。

実際に、インプラントと似た医療機器である人工内耳や心臓ペースメーカーには強磁性素材が使用されており、MRIでの危険性が指摘されています。

結果的に、金属=MRI不可という誤解が生まれやすいのでしょう。

歯茎や骨を支える素材を理解していない

歯茎や骨を支える素材を理解していないのも、MRIができないと誤解される原因の一つです。

インプラントで使用される素材は、体内に埋め込まれるため、人によっては使用される素材が磁場に反応しないチタンであることを知らないわけです。

現に、カウンセリングの段階で説明を受けたとしてもすべて理解できる人は珍しく、後になってからMRIができないのではと不安になる人も少なくありません。

MRI検査で起こりやすいトラブル

MRI検査で起こりやすいトラブル

インプラントがあるからといってMRI検査で問題が起きるわけではありませんが、まれにトラブルが生じることがあるため、注意が必要です。

ここでは、MRI検査で起こりやすいトラブルについて詳しく解説します。

インプラントの金属部分が発熱する

MRIの磁場によっては、金属が誘導加熱を起こすことがあります。

しかし、インプラントに使用されている非磁性体のチタンはリスクがゼロに等しく、国内で承認されている製品ではほとんど報告されていません

リスクがないからといって絶対に安心とはいえませんが、MRIができないわけではありません。

MRIの写真にノイズが発生する

インプラントの位置や素材によっては、MRIで撮影した画像に白い影や波状の乱れ(ノイズ)が現れ、病変の判別が難しくなることがあります。

特に頭部や顎周辺の検査では、画像の乱れに注意が必要です。

検査を断られる

検査する施設によっては、安全性や危険性の確認が困難な場合、インプラントがあることを理由にMRI検査を断られる可能性もゼロではありません。

しかし、インプラントのメーカー情報や使用されている素材が明確であれば、受け入れ可能なことがほとんどであるため、事前の相談が重要です。

不安な場合は、検査施設に一度相談することをおすすめします。

名駅歯科クリニックのインプラントについて

MRIで注意が必要なインプラントの種類

MRIで注意が必要なインプラントの種類

チタンなどのインプラントであれば過度に不安になる必要はありませんが、一部の特殊なものに関してはMRIで注意が必要です。

ここでは、MRIで注意が必要なインプラントの種類について詳しく解説します。

医療用インプラント

整形外科で使用される人工関節や骨固定用プレートなどの医療用インプラントは、材質によってMRI非対応の場合があります。

歯科用と混同せず、各製品情報に基づいて判断する必要があります。

オーバーデンチャー

磁石を使って義歯を固定する磁性アタッチメント付きオーバーデンチャーは、MRIによる影響を受ける可能性があります。

使用されている磁石の種類や磁場の強度によってリスクが変わるため、検査を担当するスタッフへの相談が必要です。

MRIを受ける際のインプラントの確認事項

MRIを受ける際のインプラントの確認事項

MRI検査を受ける際には、体内にあるインプラントの種類や素材が検査に影響を与えるかどうかを事前に把握することが重要です。

特に、インプラントが口腔内という磁場に比較的近い部位に存在するため、検査結果に干渉する可能性が否定できません。

ここでは、MRIを受ける際のインプラントの確認事項について詳しく解説します。

金属の使用の有無

まず確認したいのは、埋入されたインプラントに金属が使用されているかどうかです。

インプラントには、主に以下の2種類の素材が使用されます。

  • 純チタンまたはチタン合金(非磁性体):
    ⇒現在主流で使用されていて、生体親和性がありMRIへの影響もあまりない
    ⇒PMDAで承認された国内製品のほとんどがこのタイプに分類される
  • コバルトクロム合金やステンレス(強磁性体):
    ⇒海外のインプラントや古いインプラントには磁性を帯びる素材が使用されている
    ⇒上記の素材はMRIの磁場に反応する可能性があるため、慎重な判断が求められる

なお、自分の受けたインプラント治療の素材が不明な場合は、治療時の記録(インプラントカードや保証書)を確認するか、施術した歯科医院に直接問い合わせると良いでしょう。

特殊素材の有無

次に確認するのは、特殊素材の有無です。

インプラントに使用される素材は、金属だけではありません。

最近では、金属アレルギーや見た目への配慮からジルコニア(セラミック)製のインプラントも導入され始めています。ジルコニアは非金属であり、磁性を帯びないためMRI検査においてもほとんど問題にならないと考えられています。

また、磁性アタッチメント(磁石を利用した義歯の固定装置)や骨補填材、メンブレンなどの補助的な素材が使用されている場合もあるでしょう。

上記は補助的な素材であるため存在を忘れがちですが、MRIの安全性や画像品質に関わることがあるため、検査前にしっかり申告したいところです。

加えて、複数のインプラントが同時に埋入されている場合やブリッジ構造で金属が連結しているケースなどは、磁場との相互作用が予期せぬ形で生じることもあるため、検査機関に事前に申し出ておくと安心でしょう。

MRI時のインプラントの対応

MRI時のインプラントの対応

MRI検査を正確に受けるためには、検査機関との適切な連携と事前の申告が欠かせません。

インプラントがあること自体でMRI検査が中止になるわけではありませんが、正確な情報提供と専門医や認定医による判断によって、ほとんどのケースでは対応可能です。

ここでは、MRI時のインプラントの対応について詳しく解説します。

医師にMRIできるか相談する

まず行うべき対応は、検査を担当する主治医あるいは放射線科医に、自分のインプラントの情報を申し出ておくことです。

インプラントの種類や使用している素材、埋入した年やメーカーなどの詳細があればあるほど医師側に判断材料が生まれ、MRI実施の可否を迅速に決定できます。

具体的には、以下のような情報を準備すると良いでしょう。

  • インプラントの製品名・型番
  • 埋入時期
  • 素材(チタン、ジルコニアなど)
  • 上部構造の種類(セラミック冠、金属冠など)

以上の情報は、かかりつけの歯科医院に問い合わせることで、診療記録から取得できます。

検査を急ぐ場合は、診療情報提供書(紹介状)を依頼するとスムーズです。

インプラントの有無を申告する

MRI検査前に記入する問診票には、「体内に金属がありますか?」という項目があります。

ここでインプラントについて記載しない方もいますが、歯科治療でよくあることだから大丈夫と自己判断するのは避けましょう。

金属の種類によっては検査画像に影響を与えることがあるため、事前に申告しておきたいところです。事前に情報を申告すれば、画像の撮影方法や検査機器の調整を工夫でき、誤診のリスクも軽減されます。

また、申告時には歯科用のインプラントであること、素材はチタン製であること(わかっていれば)など、具体的な説明ができるとより安心です。

被せ物だけ取り外す

まれに、インプラントの被せ物が取り外し可能なタイプであることがあります。

特に、スクリュー固定式やマグネット固定式の上部構造であれば、事前に取り外してMRIに臨むことで、金属ノイズや熱の発生リスクを比較的抑えることが可能です。

しかし、被せ物を自力で外すのは例外中の例外です。

必ず施術を行った歯科医院に相談し、医師の手で取り外してもらいましょう。取り外し後は、必要に応じて仮歯や保護用の装置を装着し、日常生活に支障が出ないようにしましょう。

なお、被せ物の素材がジルコニアやセラミックなどの非金属であれば、MRIへの影響はほとんどありません。

したがって、取り外しの必要性はケースバイケースで判断することが求められます。

まとめ

インプラント治療を受けていても、一部の例外を除き、MRI検査が可能です。

特に、現在主流のチタン製インプラントは非磁性体であり、検査に影響を及ぼすリスクはほとんどないと報告されています。

とはいえ、使用されているものによっては注意が必要な場合もあるため、検査前にインプラントの情報を正確に把握し、医療機関に伝えることが重要となるでしょう。

例えば、治療時の記録を保管しておいたり、担当医に事前に相談しておいたりすることで、よりスムーズに検査を進められます。

なお、名駅歯科クリニック・矯正歯科では、ノーベルバイオケア社のチタン製インプラントを使用しており、比較的安心して治療を行えます。

MRIに関して不安のある方も、まずはお気軽にご相談いただけると幸いです。

名駅歯科クリニックのインプラントについて

この記事の監修者

名駅歯科クリニック・矯正歯科 院長二宮奈津子
二宮奈津子

経歴

  • 2009年3月 鶴見大学歯学部歯学科 卒業
  • 2012年4月 朝日大学歯学部総合医科学講座 非常勤
  • 2014年3月~ 名駅歯科クリニック・矯正歯科 院長

投稿者: 名駅歯科クリニック・矯正歯科

2024.10.25更新

インプラント治療のメリット・デメリットとは?よくあるトラブルを解説

インプラントは、失った歯を補うことができる機能性と審美性を備えた治療方法です。

しかし、外科的処置を伴うため、メリットだけでなくデメリットについても理解しておく必要があるでしょう。

この記事では、インプラント治療のメリット・デメリット、治療中・治療後によくあるトラブル、トラブルを防ぐ方法についてご紹介します。

名駅歯科クリニックのインプラントについて

インプラント治療のメリットとは?

インプラント治療のメリットとは?

インプラント治療は、滑舌や発音を改善できる点、健康な歯への影響を軽減できる点、口腔内を健康に保てる点、自分の歯で噛む感覚がある点などが主なメリットです。

また、骨が痩せるのを防げる点や見た目が自然になる点もメリットといえるでしょう。

ここでは、インプラント治療のメリットについて詳しく解説します。

滑舌や発音を改善できる

インプラントは入れ歯のようにずれたりすることが滅多にないため、滑舌や発音を改善できる可能性があります。口や舌の動きを妨げず、話しやすいのがメリットです。

今まで歯がない状態で暮らしていた人ほど、滑舌や発音の改善が期待できるでしょう。

健康な歯への影響を軽減できる

インプラントは独立して機能するため、健康な歯への影響も軽減できる可能性があります。

ブリッジ治療などでは両隣の健康な歯を削る必要がありますが、インプラントは周囲の歯を削らずに済むため、天然歯を比較的長持ちさせることが可能です。

口腔内を健康に保てる

インプラントは自立型で清掃しやすく、毎日のケアで口腔内を健康に保つことが可能です。

ブラッシングなどによって適切に歯周環境を維持すれば、結果的に歯列の乱れを防ぐことにもつながり、歯周病や虫歯のリスク軽減にも寄与します。

自分の歯で噛む感覚がある

自分の歯で噛む感覚があるのも、インプラントのメリットです。

チタン製のインプラント体が顎の骨と結合するオッセオインテグレーションによって固定されるため、自分の歯と同程度の咀嚼感覚が得られます。

硬い食べ物も柔らかい食べ物も難なく食べられるため、食事のストレスを軽減することにも繋がるでしょう。

骨が痩せるのを防げる

インプラントは骨が痩せるのを防ぎ、顔全体の変化も抑える効果が期待できます。

本来、歯が抜けた状態が続くと顎の骨は次第に吸収されて痩せていくのですが、インプラントを入れることでそれらの骨吸収を防ぐことが可能です。

見た目が自然になる

インプラントはセラミックなどで人工歯を製作するため、見た目が綺麗になります。

機能性に加え審美性も保たれるため、周囲の歯とも調和しやすく、自然な笑顔を取り戻す患者さまも多く見られます。

インプラント治療のデメリットとは?

インプラント治療のデメリットとは?

インプラント治療は、感染症のリスクがある点、手術が1〜2回必要となる点、治療に半年〜1年かかる点、定期的なメンテナンスが求められる点などが主なデメリットです。

また、保険適用外で治療費が高額になる点もデメリットといえるでしょう。

ここでは、インプラント治療のデメリットについて詳しく解説します。

感染症のリスクがある

インプラントは外科的処置を行うため、どうしても感染症のリスクがあります。

具体的には、細菌感染によるインプラント周囲炎などが代表的です。

術後のケアを怠ると周囲の歯茎や骨に炎症が起こる可能性があるため、治療を受けた後は定期的な歯科検診を受けるようにしましょう。

逆に、メンテナンスさえ適切に行えば、感染症のリスクは軽減できるため、原則は歯科医師の指示に従うのが良いでしょう。

手術が1~2回必要となる

インプラント治療は、インプラント体を埋入する一次手術に加え、必要に応じて二次手術を行う場合があります。

手術の回数や内容は、歯茎や骨の状態によっても変わるため一概にはいえませんが、複数回の手術が必要となることもあるため、詳しくは担当の歯科医師に聞いてみましょう。

なお、歯周病や虫歯が深刻な場合、先に治療を優先するのが一般的です。もちろん、口腔内が健康的な場合は手術の回数も最小限で済むでしょう。

治療に半年~1年かかる

インプラントは個人差がありますが、治療に半年〜1年かかることがあります。

ケースによっては2〜6ヶ月程度で治療できる場合もありますが、骨造成などの特別な手術を行う場合は半年〜1年程度かかることもあるでしょう。

短期間で終わる治療ではないため、計画的な通院が必要です。

しかし、具体的にどれくらいの期間が必要かは人によって大幅に変わってくるため、カウンセリングの段階で治療計画についても聞いておきましょう。

定期的なメンテナンスが求められる

インプラントは治療して終わりではなく、定期的なメンテナンスが求められます。

メンテナンスはあくまでも健康的な口内を守るためのものであるため、必ずしもデメリットとはいえませんが、人によっては毎日のケアが手間に感じることもあるでしょう。

歯医者にも年に数回通院し、歯周環境を検査してもらうことが重要です。

特に、インプラント周囲炎の予防には専門的なクリーニングが欠かせないため、歯磨きで除去しきれない歯石などは定期的に取り除いてもらいましょう。

保険適用外で治療費が高額になる

保険適用外で治療費が高額になる点は、インプラント治療特有のデメリットです。

原則としてインプラント治療は自由診療となり、保険が適用されません(一部例外的に医療費控除や先進医療制度の対象となるケースはある)。

治療費は1本あたり十数万円程度かかることがあり、歯医者によって料金も違います。

しかし、長期的な視点で見ると費用対効果に優れている面もあるため、何年何十年と健康な他の歯を守っていきたいと考えている場合は、インプラント治療も一つの選択肢です。

どうすべきか迷う場合は、歯科医師とよく相談して決めることをおすすめします。

名駅歯科クリニックのインプラントについて

インプラント治療中によくあるトラブル

インプラント治療中によくあるトラブル

インプラント治療中はトラブルが発生することがあるため、どのようなトラブルがあるのかを知っておきたいところです。

ここでは、インプラント治療中によくあるトラブルについて詳しく解説します。

顎の骨とインプラント体が結合しない

人によっては、顎の骨とインプラント体が結合しないことがあります。

顎の骨とインプラント体がうまく結合しない場合、インプラントが安定せず、再手術が必要となることもあるため、注意が必要です。

具体的には、普段から喫煙している人や糖尿病を持っている人などは、全身の状態が影響することもあるため、事前の健康管理が必要となるでしょう。

逆に、健康体であればインプラントも比較的安定しやすいでしょう。

神経を圧迫・損傷する

下顎など大きな神経が通っている部位にインプラントを埋入する場合、神経を圧迫したり損傷させたりする可能性がゼロではありません。

大抵の歯科医師は、術前にCTなどの精密検査を行い、リスクを小さく抑えられるよう努めてくれますが、まれに神経に影響が出ることがあります。

もちろん、日本口腔インプラント学会が選出している専門医や認定医であれば過度に怯える必要はありませんが、どの歯科医師に手術してもらうかは慎重に判断したいところです。

内出血や腫れが引かない

人によっては、内出血や腫れがなかなか引かないことがあります。

本来、内出血や腫れは一時的なもので、数日すれば自然と治るのが大半ですが、もし数日以上続いているということであれば別途診察が必要です。

歯科医師に相談すれば、消炎処置や冷却処置を施してくれるでしょう。

インプラント治療後によくあるトラブル

インプラント治療後によくあるトラブル

インプラント治療後にトラブルが発生することもあるため、どのようなトラブルがあるのかを把握しておきたいところです。

ここでは、インプラント治療後によくあるトラブルについて詳しく解説します。

インプラントが安定しない

噛み合わせに過度の力がかかったり、結合が不十分だったりすると、インプラントが安定しないというトラブルが発生しやすくなります。

食いしばりや歯ぎしりをよくする人も、インプラントが脱落することがあるため、安定するまでは意識的に生活習慣を見直す必要があるでしょう。

口腔内疾患にかかる

インプラントに慣れていない初期段階では、口腔内疾患にかかることがあります。

特に、歯周病と似た症状が出るインプラント周囲炎は術後に発生しやすいため、適切なブラッシングを行うことが重要です。

ブラッシングは虫歯の原因となるプラークの蓄積も防ぐことが可能なため、毎日の歯磨きを徹底するようにしましょう。

口臭が気になる

インプラントの清掃が不十分な場合、プラークが蓄積して口臭が気になることがあります。

丁寧に歯磨きしていればある程度の口臭は防げますが、プロが求めるレベルで歯磨きできていない人も珍しくないため、まずは歯科衛生士に相談すると良いでしょう。

歯科衛生士によるブラッシング指導を受ければ、適切な歯磨きが可能です。

人工歯が外れる

人工歯と呼ばれる上部構造が外れることも、稀にあります。

噛み合わせによって過度な力が加わったり、接着が劣化したりすると人工歯が外れる、脱落現象が起こることがあるため、注意が必要です。

もちろん、歯科医師に相談すればすぐに修理してもらうことが可能ですが、普段から注意しておくことに越したことはありません。

手術箇所が痛む

術後の痛みは一過性であることが多いですが、手術箇所が痛むことも少なくありません。

炎症や感染によって痛みが発生している場合もあるため、自己判断するのではなく、担当の歯科医師に相談しましょう。

チッピングが起こる

場合によっては、チッピング(上部構造のセラミックが欠ける)が起こることがあります。

チッピングは食いしばりや歯ぎしりなど、過度な力が主な原因となるため、マウスピースなどを着用して防ぐのが一般的です。

インプラント治療のトラブルを防ぐ方法

インプラント治療のトラブルを防ぐ方法

インプラント治療のトラブルを防ぐためには、いくつかの方法を知っておくことが重要です。

ここでは、インプラント治療のトラブルを防ぐ方法について詳しく解説します。

毎日の生活習慣を見直す

毎日のようにタバコを吸っていたり、糖質過多な食生活を送っていたりするとインプラントの安定性に影響する可能性があるため、毎日の生活習慣を見直すようにしましょう。

規則正しい生活を送ることで、トラブルを防ぐことにつながります。

口腔衛生については、歯科衛生士などの専門家による指導を受けておくとより安心です。

評判から歯科医院を選ぶ

歯科医院については、評判から選ぶことを推奨します。

インプラントの専門医や認定医が在籍しているか、カウンセリングを徹底して行ってくれるか、歯科用CTといった専門設備が整っているかなどは事前に確認しておくのが望ましいです。

また、厚生労働省が認定する臨床研究施設などの情報も参考にすると良いでしょう。

メンテナンスを受ける

インプラントは、年に数回のメンテナンスを受けることで寿命を延ばすことが可能です。

歯科医師による定期的なメンテナンスは、インプラントの耐用年数を左右します。

定期的に通院するのはやや面倒ですが、インプラントは毎日の生活習慣によって影響を受けることがあるため、半年〜1年に一度は歯医者で定期健診を受けましょう。

まとめ

インプラント治療は、天然歯に似た機能性と審美性を取り戻せる先進的な治療法ですが、手術やメンテナンスが必要なため、治療前に理解を深めておくことが重要です。

メリットもあればデメリットもある治療法だからこそ、どちらも比較検討しておきましょう。

なお、名駅歯科クリニック・矯正歯科では、歯科用CTによる精密な診断を行い、患者さま一人ひとりに合わせた治療計画を立案しています。

また、経験豊富な歯科医師によるインプラント治療を行っており、術後のメンテナンス体制も整備している他、初めての方でもお気軽にご相談いただけるよう、カウンセリングや費用のご説明にも丁寧に対応しております。

名古屋駅から徒歩すぐの立地にあり、お仕事帰りにも通いやすい環境となっているため、インプラント治療に関する疑問がある方は、ぜひ一度名駅歯科クリニック・矯正歯科までお問い合わせいただけると幸いです。

名駅歯科クリニックのインプラントについて

この記事の監修者

名駅歯科クリニック・矯正歯科 院長二宮奈津子
二宮奈津子

経歴

  • 2009年3月 鶴見大学歯学部歯学科 卒業
  • 2012年4月 朝日大学歯学部総合医科学講座 非常勤
  • 2014年3月~ 名駅歯科クリニック・矯正歯科 院長

投稿者: 名駅歯科クリニック・矯正歯科

2024.09.25更新

インプラントでの前歯治療が難しい理由!注意点・メリット・デメリットを解説

前歯のインプラント治療は、機能や見た目を回復する治療法の一つです。

しかし、奥歯と比較すると前歯のインプラント治療にはいくつか困難な点があり、適切な診断や治療が必要となるでしょう。

この記事では、インプラントでの前歯治療が難しい理由、注意点、メリット、デメリット、治療の期間、治療の流れについてご紹介します。

名駅歯科クリニックのインプラントについて

インプラントでの前歯治療が難しい理由

インプラントでの前歯治療が難しい理由

前歯のインプラント治療は、単なる歯の欠損補綴とは違い、機能性・審美性の両面においての治療が求められるため、他の治療よりも難しいです。

ここでは、インプラントでの前歯治療が難しい理由について詳しく解説します。

色や形の差で違和感が出やすいため

前歯は話す際や笑った際に最も目立つ部分で、インプラントで治療した場合に違和感が生まれる可能性があるため、難しいとされています。

インプラントの人工歯は天然歯と比べて、色や透明感、表面の質感などが微妙に違うため、人によっては違和感を抱きやすいです。

自然な見た目を実現するには、熟練した技工士との連携とシェードマッチングのスキルが必要でしょう。

審美性が非常に重視されるため

前歯のインプラントでは、歯そのものだけでなく歯茎の対称性をはじめ、ラインや輪郭など口元の美しさにも気を配る必要があるため、治療は難しいとされています。

単に機能を回復するだけでは不十分で、審美歯科の専門的な技術や知識が必要です。

特別なスキルが求められるため

インプラント手術自体にも難易度の差はありますが、特に前歯部分は歯茎の質、骨の厚みや幅が限られていることがあり、解剖学的にも慎重な対応が必要です。

CTによるガイド手術や三次元診断など、最新のスキルを活用した精密な治療計画が求められます。

費用が高額になりやすいため

インプラント(前歯だけでなく奥歯も含め)は保険適用外で費用が高額になりやすいため、治療を受けにくいと感じる人もいます。

審美性を重視するために、技工の工程や使用する材料が膨大となり、結果的に治療費が高額になりやすいです。

歯肉移植や骨造成といった追加処置が必要となる症例では、より総費用が膨らみやすくなるでしょう。

インプラントによる前歯治療の注意点

インプラントによる前歯治療の注意点

前歯をインプラント治療する場合、いくつかの注意点を理解しておきたいところです。

ここでは、インプラントによる前歯治療の注意点について詳しく解説します。

信頼できる歯医者で治療する

専門的な技術や知識を要する前歯のインプラント治療は、信頼できる歯医者で治療することが求められます。

公益社団法人日本口腔インプラント学会などに所属し、一定の研修や認定を受けている歯科医師など、実績のある人を選ぶことが重要です。

インプラント治療の認定医であれば、技術や知識に基づいた治療ができるでしょう。

費用だけで判断しないようにする

インプラント治療を受ける場合、費用だけで判断しないようにしましょう。

費用の安さをアピールポイントとしている資格医院もありますが、相場からあまりにも乖離している場合、必要な手技が省かれ、結果的に再治療のリスクが高まる可能性があります。

事前のカウンセリングや説明内容、治療方針などを十分に比較検討することが重要です。

前歯付近の歯茎や骨は痩せやすい

前歯付近の歯茎や骨は痩せやすい点にも、注意が必要です。

抜歯後は歯槽骨の吸収が進みやすく、特に前歯部分は骨の厚みや幅があまりないため、歯茎の補強や骨の移植が必要となる場合があります。

上記を考慮した治療計画を立てることが、安定性の確保と自然な見た目につながるでしょう。

見た目が顔の印象を左右する

前歯は、顔全体の印象に直結するパーツで、見た目が顔の印象を左右します。

わずかな色調やズレだけでも違和感が生じやすいため、治療には高度な審美眼が必要です。

治療後の仕上がりが自然で美しく見えるかどうかは、技工士と歯科医師の連携次第であるため、所属しているスタッフも含めて選ぶ必要があるでしょう。

名駅歯科クリニックのインプラントについて

前歯をインプラントにするメリット

前歯をインプラントにするメリット

前歯のインプラントは、美しく自然な見た目になる点、滑舌や発音が改善されることがある点、食事で力強く噛めるようになる点、周りの歯の負担を抑えられる点などがメリットです。

また、メンテナンスで長持ちする点もメリットといえるでしょう。

ここでは、前歯をインプラントにするメリットについて詳しく解説します。

美しく自然な見た目に近づける

前歯をインプラントにすると、美しく自然な見た目に近づけられます。

人工歯に最新のセラミック素材を使用すれば、色はもちろん光の透過性が天然歯のように演出できるため、違和感のない見た目に仕上げられるでしょう。

周囲の歯とも離れず調和が取りやすいため、見た目の面はある程度まで改善可能です。

滑舌や発音が改善されることがある

前歯の欠損によって、さ行・た行などが聞き取りにくくなってしまうことがありますが、インプラントで補うことで滑舌や発音が改善される可能性があります。

特に、営業職や接客業の人ほど、効果を実感しやすいでしょう。

しかし、根本的な歯列に問題がある場合は、インプラントで前歯治療しただけでは改善されにくい例もあるため、担当医とよく話し合うことが重要です。

食事で力強く噛めるようになる

入れ歯などの義歯とは違い、顎の骨に直接固定されるインプラントは咀嚼力が向上しやすく、食事で力強く噛めるようになる場合があります。

硬い食べ物・柔らかい食べ物にかかわらず、自分の歯で噛んでいる感覚で食事ができるため、ストレスも比較的感じにくいでしょう。

結果的に、食生活の質向上につながりやすいです。

周りの歯の負担を抑えられる

インプラントはブリッジと違い、両隣の歯を削る必要がないため、周りの歯の負担を抑えられます。まさに、天然の歯を守る選択肢となり得る治療法の一つです。

健康な歯を守るという根源的な観点でも、インプラントは優秀といえるでしょう。

メンテナンスで長持ちする

インプラントは、メンテナンスを徹底することで寿命が長持ちしやすくなる場合があります。

一般的にインプラントの寿命は10〜15年とされますが、定期的なメンテナンスにより、20年以上使用されているケースも報告されています。

日本口腔インプラント学会の2019年調査によると、10年後のインプラント生存率は約90%と報告されているため、毎日のメンテナンスが非常に重要です。

適切な維持管理さえできれば、平均寿命を超えて使用可能です。

前歯をインプラントにするデメリット

前歯をインプラントにするデメリット

前歯のインプラントは、インプラントの接合部が露出することがある点、定期的なメンテナンスが必要となる点、歯茎の補強や骨の造成が必要な症例がある点などがデメリットです。

また、保険適用外で高額な費用がかかる点もデメリットといえるでしょう。

ここでは、前歯をインプラントにするデメリットについて詳しく解説します。

インプラントの接合部が露出することがある

インプラントは、歯茎が退縮した場合にアバットメントと呼ばれる接合部が露出してしまい、見た目に影響を及ぼすことがあります。

歯茎が痩せている人ほど露出しやすくなるため、適切な処置が必要です。

担当医に相談する際は、インプラントによる前歯治療のリスクを考慮しつつ、初期の歯茎や骨について適切に評価することが必要となるでしょう。

逆に、適切に歯茎や骨を評価できれば、見た目の改善も不可能ではないでしょう。

定期的なメンテナンスが必要となる

インプラント治療を受けた場合、周囲炎などのトラブルを防ぐためにも、定期的なメンテナンスが必要となります。

毎日のセルフケアはもちろん、担当医によるブラッシング指導など、継続的に健康な口内環境を守ることが重要です。

ゆえに、天然の歯よりも慎重な管理が求められる分、負担に感じる人もいるでしょう。

一方、インプラントは適切なメンテナンスさえ行えば寿命を延ばすことにつながるため、将来の健康的な生活のためと考えて積極的にセルフケアに取り組みましょう。

歯茎の補強や骨の造成が必要な症例がある

症例によっては、前歯部分の歯茎の質や骨の量が不十分だと、治療前に歯茎の補強や骨の造成などの手術が必要となります。

結果的に、治療期間や治療費用がかさむ可能性があるため、注意が必要です。

しかし、健康的な口内環境を保った状態でインプラント治療するためには、健康的な歯茎と骨が必要不可欠となるため、あくまでも必要な処置だと認識する必要があるでしょう。

保険適用外で高額な費用がかかる

インプラントは、保険適用外の自由診療となるため、高額な費用がかかる可能性があります。

治療費が全額自己負担となる分、予算が限られている人にとっては難しいです。

事前に見積書を提示してもらい、納得したうえで治療を進めるのが良いでしょう。

前歯インプラントの治療の期間

前歯インプラントの治療の期間

インプラントで前歯治療をする場合、目安になる期間を知っておくと安心です。

ここでは、前歯インプラントの治療の期間について詳しく解説します。

骨を造成せずに治療する場合:3~6ヶ月

骨の状態が良好であれば、造成が必要なく、治療期間は3〜6ヶ月前後となります。

インプラント埋入から被せ物の装着まで半年以内で完了するため、治療期間も短めです。

骨の造成と同時に治療する場合:5~7ヶ月

骨の状態が不良であれば、造成の必要があり、治療期間は5〜7ヶ月前後となります。

状況によっては半年以上かかることがあるため、治療期間も長く感じやすいです。

骨の造成の後に治療する場合:半年~1年

事前に骨造成手術を行い、後にインプラント治療に移行する場合は、半年〜1年ほどかかることがあります。

歯周病や虫歯など、口内環境に問題がある場合は担当医の判断で、まず治療を優先する場合があるため、まずはカウンセリングと診断を受けてみることが重要です。

前歯インプラントの治療の流れ

前歯インプラントの治療の流れ

前歯インプラントの治療は、主に以下のような流れが一般的です。

  • STEP1.インプラントを埋め込む手術
    ⇒必要に応じて骨の造形手術
  • STEP2.インプラントの頭出し手術
  • STEP3.歯茎が治癒するまで待機
  • STEP4.被せ物の作成
  • STEP5.被せ物の装着

まず、顎の骨にインプラント(人工歯根)を埋め込む手術を行います。骨が不足している場合は、事前または同時に骨造成手術を行うのが一般的です。

この後、骨とインプラントが結合するまで数ヶ月待ちます。

結合が確認できたら、インプラントの頭部分を歯茎から露出させる手術を行い、アバットメントを取り付け、再度歯茎の形が整うまで数週間待機するのが一般的です。

その後、型取りを行って人工歯(上部構造)を作製します。

最後に、完成した人工歯を装着して治療は完了となるでしょう。

なお、全体の流れは個人差がありますが、治療期間はおおよそ3ヶ月〜1年程度です。しかし、機能性と審美性の両方を確保するためには、丁寧な治療が求められます。

まずは、信頼できる歯科クリニックに相談してみましょう。

まとめ

前歯のインプラント治療は、噛む力と見た目の美しさを回復させる高度な医療です。

そのため、歯茎や骨の状態、機能性や審美性への配慮、治療の技術や知識など、あらゆる要素を的確に判断しながら慎重に進める必要があります。

なお、名古屋駅から徒歩2分のところにある名駅歯科クリニック・矯正歯科では、歯科用CTによる精密診断と専門性のあるドクターによる治療により、前歯インプラントでも自然な仕上がりとなるような治療を目指しています。

無料カウンセリングも実施しておりますので、入れ歯にはしたくない、前歯の見た目が気になるとお悩みの方は、ぜひ一度ご相談いただけると幸いです。

当院では、患者さまのご希望に沿った治療が提供できるよう日々治療に取り組んでいます。

些細なお悩みにもご相談できるような環境を整えておりますので、まずはあまり気兼ねせず、気軽にご相談いただけると幸いです。

名駅歯科クリニックのインプラントについて

この記事の監修者

名駅歯科クリニック・矯正歯科 院長二宮奈津子
二宮奈津子

経歴

  • 2009年3月 鶴見大学歯学部歯学科 卒業
  • 2012年4月 朝日大学歯学部総合医科学講座 非常勤
  • 2014年3月~ 名駅歯科クリニック・矯正歯科 院長

投稿者: 名駅歯科クリニック・矯正歯科

2024.08.25更新

インプラントの寿命はどれくらい?耐用年数が縮む原因と延ばす方法を解説

インプラント治療を行う場合、寿命はどれくらいなのか、気になる方もいるでしょう。

そもそもインプラントは埋入するインプラント体と上部構造に分かれており、使用する環境や状況によって寿命が変わるため、厳密に寿命を割り出すことはできません。

一方、平均どれくらい寿命があるのかについてはある程度予想可能です。

この記事では、インプラントの寿命はどれくらいか、寿命が来たらどうするか、寿命が縮む原因、寿命を延ばす方法、寿命の判断基準、再手術が必要となるケースについてご紹介します。

名駅歯科クリニックのインプラントについて

インプラントの寿命はどれくらい?

インプラントの寿命はどれくらい?

インプラントの寿命は、平均10〜15年とされるのが一般的です。

ここでは、インプラントの平均寿命はどれくらいかについて詳しく解説します。

インプラントの平均寿命:10~15年

一般的に、インプラントの平均寿命は10〜15年とされています。

適切なメンテナンスを行った場合は、20年以上機能するケースも珍しくありません。

実際、日本口腔インプラント学会によれば、10年経過時のインプラント残存率は90%以上と報告されています。

一方、インプラント体(顎骨に埋入されるチタン製のネジ部分)は半永久的に機能する可能性がありますが、上部構造は数年〜数十年で交換が必要となる場合があるため、注意が必要です。

使用者によって寿命が左右されるため、適切な使用方法を知っておくことが重要です。

入れ歯やブリッジとの比較

インプラントの耐用年数は、入れ歯やブリッジと比較して優れています。

入れ歯は平均5年前後、ブリッジは7〜10年前後が目安とされており、同様の用途で使用するものと比べるとインプラントは比較的寿命が長持ちしやすいです。

周りの健康な歯にも負担をかけにくいインプラントは、口内全体の歯を守るという意味でも優秀といえるでしょう。

インプラントの寿命が来たらどうする?

インプラントの寿命が来たらどうする?

インプラントの寿命が尽きた場合、適切な処置が必要です。

ここでは、インプラントの寿命が来たらどうするかについて詳しく解説します。

原因に合わせて治療を受ける

インプラントの寿命が尽きた場合、原因に合わせて治療を受ける必要があります。

例えば、インプラント体の動揺や骨吸収が認められる場合には除去後の再手術、破損が認められる場合は上部構造の再製作といった具合です。

まずは、歯科用CTや歯周ポケット検査で正確に診断し、原因に応じた対応を行うことが求められるでしょう。

保証期間と条件を確認する

歯科医院では、インプラントに対して一定の保証期間を設けていることがあるため、保証期間と条件を確認することも忘れないようにしましょう。

一般的に、インプラント体に対しては10年保証、上部構造に対しては5年保証という具合に設けられているため、担当医に確認しておくと安心です。

しかし、保障の適用には定期的にメンテナンスを受けているなどいくつかの条件があるため、治療を受けたクリニックの保証内容も確認しておく必要があります。

インプラントの寿命が縮む原因

インプラントの寿命が縮む原因

インプラントは、使用者によって寿命が縮むことも珍しくないため、どのような原因があるのかについては知っておきたいところです。

ここでは、インプラントの寿命が縮む原因について詳しく解説します。

細菌による感染症

細菌による感染症を発症すると、インプラントの寿命が縮むことがあります。

例えば、歯周病と同様の細菌感染によって引き起こされるインプラント周囲炎といった炎症を放置すると、インプラント体を支える骨が吸収されて脱落しやすくなります。

一度脱落すると、再度手術が必要となり、処置が大変です。

ゆえに、脱落を防ぐために口腔衛生の維持と早期発見による対処が重要となるでしょう。

インプラント周囲炎の他にも、歯周病の進行によって上部構造が影響を受ける場合もあるため、毎日の歯磨きを徹底することが重要です。

担当医のスキル不足

担当医のスキル不足によって、インプラントの寿命が縮むこともあります。

不適切な噛み合わせや埋入位置の調整ミスによってインプラントに過度な負荷がかかると、結果的にネジの緩みや骨吸収を引き起こし、寿命が縮みやすくなるのです。

だからこそ、インプラント治療は経験豊富な医師や専門医に対応してもらうことが推奨されるでしょう。

毎日の手入れ不足

毎日の手入れ不足によっても、インプラントの寿命は縮むことがあります。

天然歯と同様に、インプラントも毎日のセルフケアが欠かせません。

ブラッシングが不十分な場合、プラークが蓄積し、インプラント周囲炎のリスクが高まります。

もともと口内が健康で、周囲炎のリスクが低かった方でも、インプラントになってから炎症を引き起こしやすくなることがあるため、寿命を縮めないためにも丁寧なケアが必須です。

正しい歯磨きの方法や補助清掃用具の使用により、安定して使用できる環境を整えていくのが望ましいです。

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インプラントの寿命を延ばす方法

インプラントの寿命を延ばす方法

インプラントは、使用者によって寿命を延ばすことが可能です。

ここでは、インプラントの寿命を延ばす方法について詳しく解説します。

お酒(飲酒)を控える

お酒は、インプラントの寿命に悪影響を与える要因の一つとされているため、治療を受ける場合は控えるようにしましょう。

アルコールの過剰摂取は、感染症リスクの上昇や免疫力の低下を引き起こす可能性があるだけでなく、歯周組織の血流障害や生活習慣病にもつながります。

結果的にインプラントの寿命にも影響する場合があるため、過度なアルコールは控えたいところです。

噛み合わせを調整する

インプラントの寿命を延ばすためには、噛み合わせを調整することが重要です。

不正な噛み合わせはインプラントに偏った力をかけ、上部構造や骨にダメージを与えることがあるため、定期的に咬合チェックを行い必要に応じた調整が必要となります。

他の歯並びに問題がある場合は、歯列矯正も視野に入れる必要があるでしょう。

食いしばり・歯ぎしりを抑える

食いしばりや歯ぎしりはインプラントに負担をかけやすいため、抑える必要があります。

無意識に食いしばりや歯ぎしりをしてしまっている方は、ナイトガードなどのマウスピースの装着により対処が可能です。

健康的な食生活を心がける

インプラントの寿命を延ばすためには、健康的な食生活を心がけることも重要です。

栄養バランスの取れた食事は、口腔内の健康維持に寄与します。

特に、カルシウム・ビタミンC・ビタミンDといった歯肉や骨の健康を維持する働きが期待できる栄養素は積極的に摂取するようにしましょう。

信頼できる歯科医院を選ぶ

インプラントを寿命まで使用し続けるには、信頼できる歯科医院を選ぶことが必須です。

実績が豊富な歯科医院での施術は、安定性と成功率に直結します。

また、症例数やCT診断の導入、学会認定医の在籍も基準に歯科医院を選ぶと良いでしょう。

タバコ(喫煙)を控える

タバコも、インプラントの寿命に悪影響を与える要因の一つとされているため、治療を受ける予定がある方は控えるようにしましょう。

継続的な喫煙は、血流障害を引き起こすだけでなく感染のリスクにもつながります。インプラントの寿命を延ばしたい場合は、喫煙自体を止めることが理想です。

定期的にメンテナンスする

定期的にメンテナンスするだけでも、インプラントの寿命は延ばすことが可能です。

3ヶ月から半年に1回といった具合に定期メンテナンスを行うことで、インプラント周囲炎や破損リスクを未然に防ぐ効果が期待できます。

歯医者に何度も通うのは億劫という気持ちもわかりますが、担当医の指示に従って適切にメンテナンスを受けましょう。

丁寧にブラッシングする

丁寧にブラッシングすることが、インプラントの寿命を延ばすことにつながります。

適切な歯ブラシはもちろん、インターデンタルブラシやフロスによって歯の隙間を清潔にすることで、口内に発生する炎症をある程度まで抑えることが可能です。

特に、歯茎との境目は炎症を引き起こしやすいため、丁寧にブラッシングすることを心がけましょう。

インプラントの寿命の判断基準

インプラントの寿命の判断基準

インプラントが寿命を迎えているかどうかは、インプラント体の脱落、上部構造の劣化、歯茎のトラブルから判断が可能です。

ここでは、インプラントの寿命の判断基準について詳しく解説します。

インプラント体の脱落

インプラント体が脱落した場合、寿命を迎えていると判断して良いです。

本来、インプラント体が勝手に脱落することは稀なため、脱落した場合は他に何らかの原因が考えられます。

特に原因がわからない場合は、迅速に担当医に相談しましょう。

上部構造の劣化

上部構造の劣化が認められる場合も、寿命を迎えていると判断できます。

上部構造は経年により摩耗し、咬合異常や審美的不具合が生じることも珍しくありません。

劣化の状態によっては、破損だけでなく変色などのトラブルが発生することもあるため、頃合いを見て交換が必要です。

歯茎のトラブル

何度も歯茎のトラブルが発生する場合、インプラントの寿命を疑いましょう。

インプラントに問題があると、歯茎の出血や退縮、発赤などを引き起こしやすくなり、最終的には周囲炎にまで発展する可能性があります。

不安な場合は、歯科用CTや歯周ポケット検査を受けると安心です。

インプラントの再手術が必要となるケース

インプラントの再手術が必要となるケース

インプラントに何らかの問題がある場合、再手術が必要です。

ここでは、インプラントの再手術が必要となるケースについて詳しく解説します。

インプラント周囲炎

インプラント周囲炎とは、インプラントの周囲に炎症が起こる疾患で、状況によっては再手術が必要となるケースがあります。

歯周病と同様にプラーク内の細菌が原因で、歯茎の痛みや膿、出血や腫れなどの症状を引き起こし、進行するとインプラントを支える骨が吸収され、最終的には動揺や脱落に至ります。

初期であればクリーニングや抗菌療法で治療可能ですが、重度の場合はインプラント体の除去と再埋入が必要となることもあるため、注意が必要です。

なお、再手術に関しては、定期メンテナンスと早期発見で回避可能です。

金属アレルギー

金属アレルギーの反応が出た場合、再手術が必要となる可能性があります。

本来、インプラントに使用されるチタンは生体親和性があり、金属アレルギーを起こしにくい素材なのですが、極めて稀にアレルギー反応を示す方がいます。

仮にアレルギー反応が出た場合、口腔内の違和感や全身性の発疹、粘膜のただれなどが見られるため、注意深く観察する必要があるでしょう。

アレルギーが疑われる場合は、皮膚科でパッチテストを行い、陽性であればインプラントの除去を行うことが必要です。

なお、現在ではジルコニア製のメタルフリーインプラントといったアレルギー対応の選択肢もあるため、再手術をする場合は材質にもこだわりたいところです。

神経障害

神経障害の症状が出た場合も、再手術が必要となる可能性があります。

主に、インプラントにおける神経障害は、下顎にインプラントを埋入する際に下歯槽神経に接近しすぎた場合に発生しやすいです。

症状としては下唇の痛みや感覚異常、痺れなどがあります。

そのため、手術前に精密な画像診断を行ってくれる歯科医院で治療を受けましょう。

精密な画像診断を行っている歯科医院であれば、患者に合わせた治療方針を組み立ててくれるため、より安心です。

まとめ

インプラントは、適切な手術と継続的なメンテナンスによって、10年以上の長期使用が可能な治療法です。

一方、噛み合わせの不良や細菌感染、生活習慣が原因で寿命が短くなることもあるため、術後のケアと定期的なメンテナンスが欠かせません。

なお、名駅歯科クリニック・矯正歯科では、インプラント治療においてCT診断による正確な埋入設計、経験豊富な歯科医師による施術、充実した保証制度をご用意しております。

術後も継続的なケア体制が整っており、定期的なメンテナンスプログラムを提供しています。

名古屋駅近くでインプラントをご検討の方は、ぜひ一度、名駅歯科クリニック・矯正歯科までお気軽にご相談いただけると幸いです。

名駅歯科クリニックのインプラントについて

この記事の監修者

名駅歯科クリニック・矯正歯科 院長二宮奈津子
二宮奈津子

経歴

  • 2009年3月 鶴見大学歯学部歯学科 卒業
  • 2012年4月 朝日大学歯学部総合医科学講座 非常勤
  • 2014年3月~ 名駅歯科クリニック・矯正歯科 院長

投稿者: 名駅歯科クリニック・矯正歯科

2023.03.30更新

マウスピース


「アライナー」という装置を歯に取り付けて、徐々に歯を動かしていくのがマウスピース矯正です。
患者さまに合う装置をオーダーメイドできるほか、食事や口腔ケアの際は取り外して洗うことができます。さらに見た目が透明なので、至近距離で見られない限りは他人に気付かれる心配もありません。
一方で適用できない症例があるなど、懸念点があることも事実です。どのようなデメリットがあるのか、記事の中で詳しく解説します。

 


デメリットについて
まず一番の魅力は、日常生活に支障をきたさず歯列を整えられるという点です。透明で目立ちにくい外見をしており、患者さま自身で簡単に着脱できます。
一方で、次のようなデメリットも存在します。


1.適用できる症例に限りがある
ワイヤー矯正ほど幅広い症例に対応しておらず、中でも大幅な移動を必要とする症例には向いていません。無理やり行うと、期待通りの効果が得られない可能性があります。


2.健康な歯を削ることがある
場合によっては、歯を並べるためのスペースを確保する目的で、健康な歯を削らなければなりません。1ヶ所あたり0.5ミリ程度と削るのはわずかですが、健康な歯を削ることに抵抗がある方もいらっしゃるでしょう。ちなみにエナメル質が削られるだけなので、痛みが生じる心配もありません。
それでも不安な方は、あらかじめ歯科医師に相談しましょう。不明点などはできるだけ解消し、ポジティブな気持ちで治療に取り組むことがポイントです。


3.治療終了後に奥歯へ不具合が生じる可能性がある
装置を取り付けると、前歯から奥歯まで歯の全体が覆われた状態になります。装置の厚みにより、奥歯の咬合が変わる可能性があるでしょう。
しかし治療中は、装置を付けているのでなかなか気付くことができません。治療が終わって初めて、奥歯に違和感を覚えるでしょう。食事の際、咀嚼のしにくさを感じる可能性もあります。


4.装置を長時間装着しなければならない
治療計画通りの結果を手に入れるためには、1日20時間以上装置を付けて生活するのが理想です。
食事とブラッシングの際以外は装着するのが基本ですが、自己管理が苦手な場合、再度取り付けることを忘れる可能性があります。
違和感が生じて付け外しを繰り返すのも、あまりよいことではありません。結果として、治療期間が長引く可能性もあります。


5.飲食のたびに着脱が必要
食事と口腔ケアの際は、毎回装置を外さなければなりません。水分補給であっても、水や白湯、無糖の炭酸水を飲むとき以外は外す必要があります。そのまま飲食をすると、口腔トラブルのリスクが高まるので気を付けましょう。


6.装置を紛失する恐れがある
取り外した装置をそのまま置き忘れて、失くしてしまうリスクも挙げられます。着脱可能=便利だと思われがちですが、そのぶん管理が必要になることを忘れないでください。
万が一紛失した場合、装置の作り直しが必要です。費用も時間もかかってしまうので、治療中の管理を徹底しましょう。最悪の場合、海外から装置が到着するまで1ヶ月程度治療がストップするかもしれません。
紛失が心配な場合は、患者さまご自身で着脱できないワイヤー矯正を行うのがよいでしょう。

 


適用できない症例とは?
歯列や咬合の状態によっては、マウスピース矯正を適用できない場合があります。
その具体例について、1つずつ説明します。


1.重度の受け口(下顎前突/反対咬合)あるいは八重歯(乱杭歯)である
まず挙げられるのが、下顎が極度に突出している受け口や、デコボコの歯列になっている八重歯です。いずれも元の位置から歯や顎骨が大幅にずれて生じるため、重度の場合は歯列矯正での改善が困難です。


2.顎のずれに明らかな左右差がある
顎変形症が原因で歯列や咬合の不具合が起こっている場合、歯列矯正では改善できない可能性が高いです。


3.上下の奥歯の咬合に異常がある
このケースも、大幅に歯を移動させなければなりません。短距離の移動に適したマウスピース矯正は、不向きの症例といえるでしょう。無理に動かそうとしても、期待通りに移動せず費用と期間だけがかさむ可能性があります。
大幅な移動が必要な症例には、ワイヤー矯正が適しています。


4.抜歯によって必要以上の空間が生じる
こちらも移動距離が関係しており、抜歯で生じた空間をマウスピース矯正で埋めることは困難です。まずはワイヤー矯正である程度歯を並べたのち、マウスピース矯正へ移行するのがベストです。
ただ歯列矯正における抜歯は、必ずしも必要であるとは限りません。自分の症例について抜歯の必要性を知りたい方は、かかりつけ医へ相談してチェックしてもらいましょう。マウスピース矯正の適用可否に関しても、事前検査や診断を受けたうえで判断してもらうことがポイントです。

投稿者: 名駅歯科クリニック・矯正歯科

2023.03.20更新

骨

骨量が足りないときの処置とは、具体的にどのようなものでしょうか?
詳しく紹介するので、気になる方はぜひご覧ください。

 


1.処置について
事前診査によって歯槽骨の問題が発覚した場合、次のいずれかの処置で状況の改善を図ります。


1-1.ショートインプラント
インプラントの一般的なサイズは、長さが10ミリ~18ミリ、直径が3ミリ~5ミリです。しかし骨量が不足している場合、8ミリ未満のショートインプラントを用いるという方法があります。
骨の厚みや高さが足りないときはもちろん、埋入部分の近くに神経や血管が通っている場合も適用できます。


魅力1.大切な部分を傷付けずに済む
私たちの鼻の真横には「上顎洞」、下顎付近には神経や太い血管が巡る「下歯槽管」といった色々な器官があります。骨量不足の状態で治療に着手すると、このような大切な部分へダメージを与える恐れがあります。
ショートインプラントを使用することで、血管や神経、組織を傷付けるリスクを大幅に軽減できるでしょう。


魅力2.外科手術いらずで処置できる
外科手術をともなわないため、心身への負担を大幅に軽減できます。治療期間が短く済むほか、費用も最小限に留められるでしょう。


魅力3.治療法の幅が広がる
過去にインプラントを断られた経験がある方も、この方法を用いれば可能になるかもしれません。
期間や費用の問題で「外科手術が必要なら諦めざるを得ないな…」と思っていた方にも、ぜひ検討してほしい手段です。

 


1-2.骨造成(GBR法/骨再生誘導法)
骨量が足りない部分に、自家骨(患者さま自身の骨)や人工骨を配置して「メンブレン」という人工膜で覆う方法です。これにより、骨造成が促されます。
ちなみに骨造成後にインプラントを埋入する場合や、両者を同時に行うケースなどタイミングはさまざまです。
歯槽骨の状態を診ながら、歯科医師が最適なタイミングで行う運びとなるでしょう。

 


1-3.上顎洞底挙上術
次の2つの方法があり、症例によって主に使い分けられます。


① サイナスリフト
上顎洞底までの骨量が不足している場合に用いられ、骨を大幅に増やしたいときに有効です。
頬側の歯肉を切開して「窓(※)」を設け、シュナイダー膜という上顎洞粘膜を挙上してスキマを作ります。その空間へ、インプラントを直接埋め込むという方法です。
外科手術が必要ですが、執刀医が目視確認しながら処置できるという点では比較的安全です。骨が少ないケースに適しており、確実に骨を増やしたい場合におすすめです。
(※ 切開により露わになった骨へ穴をあけて、窓を作るという方法)


② ソケットリフト
厚み不足のときに用いられることが多い方法です。
インプラント埋入のための穴を上顎の骨へ設けて、人工骨補填材を注入したのち専用の器具で上顎洞底を挙上します。しばらく経過観察を行えば、6ヶ月弱で骨造成が完了するでしょう。
執刀医が患部を目視できないという点では、手術の難易度が少々高めです。しかし近年は、①の方法よりも広く普及しています。

 


2.まずはかかりつけ医に相談を!
骨量不足への処置について、理解していただけたでしょうか?
専門用語が多く、少しわかりにくかった方もいらっしゃるかもしれません。
本記事を通じて補綴治療に興味がわいた方は、かかりつけ医に一度相談してみましょう。口腔内を診察したのち、治療の可否や必要な処置についてアドバイスをしてくれるはずです。


インプラントには、審美性と機能性を両立できるという大きなメリットがあります。骨量不足などを理由に一度断られた経験がある方も、再度検討してはいかがでしょうか?
ただし外科手術が必要となると、少なからずリスクが伴います。信頼できる歯科医院を見つけて、適切な検査や診断を受けたうえで治療をスタートしましょう。
「早く治療を始めたい」という気持ちが大きいと思いますが、安全で確実な治療を行うためには欠かせないプロセスです。


もし名古屋駅付近で歯科医院をお探しの方がいらっしゃいましたら、ぜひ名駅歯科クリニック・矯正歯科へお越しください。豊富な経験と高い技術を持つ歯科医師が、責任をもって治療いたします。

投稿者: 名駅歯科クリニック・矯正歯科

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