インプラント治療のCT検査
インプラント治療の術前診査として一般的なのは、レントゲン撮影による診査です。たしかにレントゲン像は、全顎的な診査には有効です。しかし、インプラント治療の術前診査としては最善ではありません。手術で「危険領域」となる神経管や血管の位置をはじめ、骨幅や骨質などを正確に診査・診断するには、CT（コンピュータ断層撮影機器）は欠かすことができません。
ゆえに当院では、愛知のみならず中部圏の歯医者で随一の、最先端歯科用CTを設置しています。CT検査では、最終上部構造装着時のベストポジションが想定できたり、不必要な骨移植・骨造成の回避ができたりします。また、フラップレス術式やイミディエイト術式が可能かどうかの判断も可能となります。CTデータを元に、コンピュータ上で治療のシミュレーションができるのも大きな利点です。
つまり、CTを使うことにより、個々人の状況に応じた理想的で安全な治療計画が立てられるのです。
注意点
※ なお、検査に影響を及ぼす可能性がある「磁石入りの絆創膏」などは、検査前に外していただく必要があります。その他着替えなど、面倒な準備は不要です。ただし、次のような方はCT検査を受けられないことがあります。必ず事前にスタッフまでお知らせください。
• 妊娠している方、または妊娠している可能性のある方
• 取りはずしのできない金属がお身体にある方
• 心臓ペースメーカーを使用されている方
完全滅菌されたインプラント用の手術室
当院では、通常の歯科治療のスペースとは別に、完全に隔離された清潔なインプラントオペ室を設けています。手術室内の気圧は陽圧に保たれており、自動ドアが開いても、外気が内部の清潔な空気を汚染したりはしません。「サイナスリフト」や骨移植に伴う骨採取などを、完全に清潔な環境下で行うことができます。
「無影灯」には、脳外科や整形外科でも使用されているSKYLUX製の広光野手術用照明灯を採用しています。手元の影を飛ばし、患部をつぶさに照らし出すことにより、精密な治療を行うことができます。
さらに当院では、手術中の患者様の脈拍や血圧を観察する「生体管理モニタ」を導入しています。手術中に、万一の事態が発生した場合でも、適切に対処することができます。
