名駅歯科クリニック矯正歯科BLOG

2022.09.10更新

 インビザライン


インビザライン矯正には数々のメリットがありますが、装置を適切に取り扱わなければ期待した効果が得られません。
治療中は専用のマウスピース装置を、1日22時間以上と、ほぼつけっぱなしにしておく必要があります。
「じゃあ、ずっと歯にはめて過ごしたらいいのでは?」
と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、食事やブラッシングの際は取り外さなければなりません。
そのためブラッシング後に装着し忘れたまま寝たり、装置の着脱が面倒になったりしてしまうのです。
そこで今回は、装置を決められた時間つけないとどうなるのかについて、対処法とともに解説します。


装置の装着をサボるとどうなる?
インビザライン矯正における装置の装着時間は、1日22時間以上が理想です。最低でも、20時間以上はつけておかなければ十分な効果が見込めません。
しかし急な体調不良やうっかりの物忘れで、装着できないこともあるはずです。
ほんの数時間であれば特に問題ありませんが、それが毎日ともなると話は別です。
一体どのような影響があるのか、詳しく説明します。


1.装置が浮いてくる
装着を怠ると、次の装置へ交換したときに浮いてくる可能性があります。
1ミリ程度の浮きであれば、チューイー(丸くて弾力がある、ロール状のチューブ)を噛んでそのまま継続できます。しかし浮きが1ミリ以上になったり、1週間経っても同じ状況が続いたりする場合は問題です。
歯科医師に相談し、指示を仰ぎましょう。


2.治療期間が延びる
決められた装着時間を守らないと、歯が計画通りに移動しません。装置をつけていない間は歯に力がかからず、歯は一切動かないためです。
そうなると、当初の予定よりも治療期間が延びる可能性があります。
1日数時間でも装着を怠ると、計画通りに進まなくなる可能性があるので注意してください。


3.治療前より歯列が悪化する恐れがある
治療を行うにあたって、歯を並べるスペースが不足すると判断した場合は抜歯により確保します。
そのような場合に装置の装着を怠ると、抜歯をした両隣の歯が隙間に倒れる可能性があります。結果的に、治療前よりも歯並びが悪化してしまうのです。


後戻りの可能性はある?
整えた歯が、元の位置へ戻ろうとすることを「後戻り」といいます。
装置の装着を怠る一番のリスクは、後戻りといっても過言ではありません。
せっかく時間と費用をかけて歯並びを整えても、結局元の位置へ戻ってしまっては元も子もないですよね。
治療へのモチベーションが低下し、さらに治療が進まなくなる可能性もあります。
では、後戻りはどうして起こるのでしょうか。


まず知ってほしいのが、歯を動かす仕組みについてです。
歯に力が加わると歯槽骨の一部が溶けて、その部分へ歯が動いて再生されます。これを「骨のリモデリング」といい、骨のリモデリングを繰り返すことで歯の移動が完了するのです。
ただ、この一連の流れには時間がかかります。
そのため、骨が再生している最中に装置の装着を怠ると、歯が元の位置へ戻ろうとしてしまうのです。


少し難しい話だと感じたかもしれませんが、後戻りを防ぐためには何より「指示された通り装置をつけて過ごすこと」が大切です。
慣れるまでは違和感があるかもしれませんが、理想の歯並びを手に入れるために装着を徹底しましょう。

投稿者: 名駅歯科クリニック・矯正歯科


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