名駅歯科クリニック矯正歯科BLOG

2022.06.10更新

綺麗な歯並び

 

あなたは「ゴムかけ」というワードを耳にしたことがありますか?
中には、初めて聞いたという方もいらっしゃるかもしれません。
矯正歯科で治療を始めると、ワイヤーやマウスピース装置をつけてしばらく経った頃に「ゴムかけ」という処置を提案される場合があります。


これは歯に「顎間ゴム(エラスティックゴム)」と呼ばれる器具を引っかけて、歯列や咬合を整える処置のことです。すべての患者さまに提案されるわけではないため、急に言われると「どうして私に必要なのだろう」不安に感じる方もいるかもしれません。また早急にゴムを外し、理想の歯並びを手に入れたいと思う方も多いはずです。


そこで本記事では、ゴムかけの目的や仕組みなどを詳しくお話しします。
また多くの方が気になっているであろう「いつ外せるのか」や、「仕事の都合などで外してもよいのか」ということに関しても記事の中で触れています。
今回の記事が、これから歯列矯正を始める予定の方や、実際にゴムかけを提案された方などの参考になれば幸いです。

 


何のために行う?
実はゴムかけは、すべての患者さまが行うわけではありません。
では一体、何のために行うのでしょうか。
目的は、大きく分けて2つです。

 


乱れた咬合の調整
目的の一つに、咬合の調整があります。
装置を使ってしばらくの間歯を動かしても、その段階ではまだ咬合が整っていません。歯列がある程度揃ったタイミングで行うことにより、乱れた咬合が正しく調整されるのです。


見た目だけでなく、機能性が高い歯並びへと導くための大切な処置といえます。
細かな咬合の不具合は、正直なところパッと見ではわかりません。しかし「見た目が整ったから大丈夫」と思っていると、うまく噛めず日常生活に支障をきたす恐れがあるでしょう。



歯を正しく動かすためのサポート
最初は歯を動かすために、装置をつけて生活してもらうのが一般的です。しかし装置は上下の歯をまとめて動かすため、微調整が困難です。そこで重要な役割を果たすのが、ゴムかけの存在です。
装置では思い通りに動きにくかった歯に対してゴムが働きかけ、移動を手助けしてくれるのです。
一つひとつの歯の状態に合わせて一部分にのみ負荷をかけ、適切な方向へ歯が動くよう導きます。
特に、重度の不正歯列の方にはゴムかけが適しています。装置だけで動かしきれない箇所をサポートし、歯並びを整えてくれるでしょう。

 


どのような種類があり、仕組みはどうなっている?
種類は主に4つで、歯並びの状態によって使い分けられます。
各種の特徴や仕組みなどを詳しく紹介します。


2級ゴム
出っ歯(上顎前突)の治療に多く用いられます。歯列をある程度整えたあとに、突出した上顎を下げる目的で使用します。
下の奥歯と上の犬歯部分とをゴムでつなぎ、上の歯が後方へ動くよう働きかけます。その結果、前歯の突出が目立ちにくくなり、見た目だけでなく咬合も整うのです。

3級ゴム
下顎が上顎よりも突出している、受け口(反対咬合)や、いわゆる「しゃくれ」の治療に多く使用されます。
下の犬歯部分と上の奥歯とをゴムでつなぎ、歯の移動をサポートします。その結果、下顎が後方へ移動して正しい咬合になるのです。上下の歯のバランスがよくなるでしょう。


クロスゴム
装置をつけてしばらく経ったあと、歯を合わせると上下の歯の側面と側面が接している状態の場合に用いられます。装置での移動は上下の歯でそれぞれ行われるため、ズレが生じることは珍しくありません。
上下の歯の表面と側面とに専用のフックを装着し、バッテンのようになる形で取り付けます。伸び縮みしやすいというゴムの性質を活かし、正しい咬合にする仕組みです。


垂直ゴム
口を閉じたときに上下の前歯がうまく合わず隙間が空いている、いわゆる開咬(オープンバイト)のときに用いられます。
これまで紹介した方法はすべて「左右の移動」を手助けしますが、このゴムは上下の移動をサポートします。
たとえ奥歯がうまく噛み合っていても、前歯が正しく噛み合わなければ歯は本来の役割を果たせません。そこでこのゴムを用い、徐々に上下へ動かしながら上下の歯の隙間を埋めていくのです。

 


外せるまでにどれくらいの期間がかかる?
ゴムかけを行うにあたって、気になるのが装着する期間ではないでしょうか。
「いつ治療が完了して、美しい歯並びを手に入れられるのか」とソワソワして、心配になる方も多いはずです。

実際のところゴムを装着する期間は、患者さまの歯並びの状態によって大きく異なります。

移動の距離が短ければ数ヶ月程度で終了する一方、距離が長かったり思い通りに移動しなかったりする場合は1年以上を要することもあります。思っていた以上に期間が長くなると、心が折れそうになることもあるでしょう。

装置をつけていた頃と違って、鏡で見ても効果がなかなか実感できない点もモチベーションが下がるポイントだと思います。

しかし期待する効果が見込めるまで、地道に続けることが大切です。歯並びが整った自分の姿をイメージしながら継続しましょう。


もし仕事やスケジュールの都合など、何らかの理由で日中にゴムを掛けられない場合は歯科医師に相談しましょう。あなたの歯列や咬合の状態に合わせて、

適切なアドバイスをしてくれるはずです。間違っても、自己判断で装着をやめてはなりません。治療期間が延びるだけでなく、仕上がりにも不具合が生じるリスクがあります。
なおゴムかけは、一定の効果が見られた時点で外すことが可能です。完全に終了するまで装着する、というわけではありませんのでご安心ください。

 


今回のお話は以上です。
仕組みや必要性はわかっていただけたでしょうか?


次回の記事では、少しでも早く外してゴールに近付くためのコツについてお話しします。
現在ゴムを装着しており、ゴールが見えず不安に感じている方はぜひご覧ください。

 

 

投稿者: 名駅歯科クリニック・矯正歯科

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