名駅歯科クリニック矯正歯科BLOG

2025.09.22更新

インプラント治療のメリット・デメリットとは?よくあるトラブルを解説

インプラントは、失った歯を補うことができる機能性と審美性を備えた治療方法です。

しかし、外科的処置を伴うため、メリットだけでなくデメリットについても理解しておく必要があるでしょう。

この記事では、インプラント治療のメリット・デメリット、治療中・治療後によくあるトラブル、トラブルを防ぐ方法についてご紹介します。

名駅歯科クリニックのインプラントについて

インプラント治療のメリットとは?

インプラント治療のメリットとは?

インプラント治療は、滑舌や発音を改善できる点、健康な歯への影響を軽減できる点、口腔内を健康に保てる点、自分の歯で噛む感覚がある点などが主なメリットです。

また、骨が痩せるのを防げる点や見た目が自然になる点もメリットといえるでしょう。

ここでは、インプラント治療のメリットについて詳しく解説します。

滑舌や発音を改善できる

インプラントは入れ歯のようにずれたりすることが滅多にないため、滑舌や発音を改善できる可能性があります。口や舌の動きを妨げず、話しやすいのがメリットです。

今まで歯がない状態で暮らしていた人ほど、滑舌や発音の改善が期待できるでしょう。

健康な歯への影響を軽減できる

インプラントは独立して機能するため、健康な歯への影響も軽減できる可能性があります。

ブリッジ治療などでは両隣の健康な歯を削る必要がありますが、インプラントは周囲の歯を削らずに済むため、天然歯を比較的長持ちさせることが可能です。

口腔内を健康に保てる

インプラントは自立型で清掃しやすく、毎日のケアで口腔内を健康に保つことが可能です。

ブラッシングなどによって適切に歯周環境を維持すれば、結果的に歯列の乱れを防ぐことにもつながり、歯周病や虫歯のリスク軽減にも寄与します。

自分の歯で噛む感覚がある

自分の歯で噛む感覚があるのも、インプラントのメリットです。

チタン製のインプラント体が顎の骨と結合するオッセオインテグレーションによって固定されるため、自分の歯と同程度の咀嚼感覚が得られます。

硬い食べ物も柔らかい食べ物も難なく食べられるため、食事のストレスを軽減することにも繋がるでしょう。

骨が痩せるのを防げる

インプラントは骨が痩せるのを防ぎ、顔全体の変化も抑える効果が期待できます。

本来、歯が抜けた状態が続くと顎の骨は次第に吸収されて痩せていくのですが、インプラントを入れることでそれらの骨吸収を防ぐことが可能です。

見た目が自然になる

インプラントはセラミックなどで人工歯を製作するため、見た目が綺麗になります。

機能性に加え審美性も保たれるため、周囲の歯とも調和しやすく、自然な笑顔を取り戻す患者さまも多く見られます。

インプラント治療のデメリットとは?

インプラント治療のデメリットとは?

インプラント治療は、感染症のリスクがある点、手術が1〜2回必要となる点、治療に半年〜1年かかる点、定期的なメンテナンスが求められる点などが主なデメリットです。

また、保険適用外で治療費が高額になる点もデメリットといえるでしょう。

ここでは、インプラント治療のデメリットについて詳しく解説します。

感染症のリスクがある

インプラントは外科的処置を行うため、どうしても感染症のリスクがあります。

具体的には、細菌感染によるインプラント周囲炎などが代表的です。

術後のケアを怠ると周囲の歯茎や骨に炎症が起こる可能性があるため、治療を受けた後は定期的な歯科検診を受けるようにしましょう。

逆に、メンテナンスさえ適切に行えば、感染症のリスクは軽減できるため、原則は歯科医師の指示に従うのが良いでしょう。

手術が1~2回必要となる

インプラント治療は、インプラント体を埋入する一次手術に加え、必要に応じて二次手術を行う場合があります。

手術の回数や内容は、歯茎や骨の状態によっても変わるため一概にはいえませんが、複数回の手術が必要となることもあるため、詳しくは担当の歯科医師に聞いてみましょう。

なお、歯周病や虫歯が深刻な場合、先に治療を優先するのが一般的です。もちろん、口腔内が健康的な場合は手術の回数も最小限で済むでしょう。

治療に半年~1年かかる

インプラントは個人差がありますが、治療に半年〜1年かかることがあります。

ケースによっては2〜6ヶ月程度で治療できる場合もありますが、骨造成などの特別な手術を行う場合は半年〜1年程度かかることもあるでしょう。

短期間で終わる治療ではないため、計画的な通院が必要です。

しかし、具体的にどれくらいの期間が必要かは人によって大幅に変わってくるため、カウンセリングの段階で治療計画についても聞いておきましょう。

定期的なメンテナンスが求められる

インプラントは治療して終わりではなく、定期的なメンテナンスが求められます。

メンテナンスはあくまでも健康的な口内を守るためのものであるため、必ずしもデメリットとはいえませんが、人によっては毎日のケアが手間に感じることもあるでしょう。

歯医者にも年に数回通院し、歯周環境を検査してもらうことが重要です。

特に、インプラント周囲炎の予防には専門的なクリーニングが欠かせないため、歯磨きで除去しきれない歯石などは定期的に取り除いてもらいましょう。

保険適用外で治療費が高額になる

保険適用外で治療費が高額になる点は、インプラント治療特有のデメリットです。

原則としてインプラント治療は自由診療となり、保険が適用されません(一部例外的に医療費控除や先進医療制度の対象となるケースはある)。

治療費は1本あたり十数万円程度かかることがあり、歯医者によって料金も違います。

しかし、長期的な視点で見ると費用対効果に優れている面もあるため、何年何十年と健康な他の歯を守っていきたいと考えている場合は、インプラント治療も一つの選択肢です。

どうすべきか迷う場合は、歯科医師とよく相談して決めることをおすすめします。

名駅歯科クリニックのインプラントについて

インプラント治療中によくあるトラブル

インプラント治療中によくあるトラブル

インプラント治療中はトラブルが発生することがあるため、どのようなトラブルがあるのかを知っておきたいところです。

ここでは、インプラント治療中によくあるトラブルについて詳しく解説します。

顎の骨とインプラント体が結合しない

人によっては、顎の骨とインプラント体が結合しないことがあります。

顎の骨とインプラント体がうまく結合しない場合、インプラントが安定せず、再手術が必要となることもあるため、注意が必要です。

具体的には、普段から喫煙している人や糖尿病を持っている人などは、全身の状態が影響することもあるため、事前の健康管理が必要となるでしょう。

逆に、健康体であればインプラントも比較的安定しやすいでしょう。

神経を圧迫・損傷する

下顎など大きな神経が通っている部位にインプラントを埋入する場合、神経を圧迫したり損傷させたりする可能性がゼロではありません。

大抵の歯科医師は、術前にCTなどの精密検査を行い、リスクを小さく抑えられるよう努めてくれますが、まれに神経に影響が出ることがあります。

もちろん、日本口腔インプラント学会が選出している専門医や認定医であれば過度に怯える必要はありませんが、どの歯科医師に手術してもらうかは慎重に判断したいところです。

内出血や腫れが引かない

人によっては、内出血や腫れがなかなか引かないことがあります。

本来、内出血や腫れは一時的なもので、数日すれば自然と治るのが大半ですが、もし数日以上続いているということであれば別途診察が必要です。

歯科医師に相談すれば、消炎処置や冷却処置を施してくれるでしょう。

インプラント治療後によくあるトラブル

インプラント治療後によくあるトラブル

インプラント治療後にトラブルが発生することもあるため、どのようなトラブルがあるのかを把握しておきたいところです。

ここでは、インプラント治療後によくあるトラブルについて詳しく解説します。

インプラントが安定しない

噛み合わせに過度の力がかかったり、結合が不十分だったりすると、インプラントが安定しないというトラブルが発生しやすくなります。

食いしばりや歯ぎしりをよくする人も、インプラントが脱落することがあるため、安定するまでは意識的に生活習慣を見直す必要があるでしょう。

口腔内疾患にかかる

インプラントに慣れていない初期段階では、口腔内疾患にかかることがあります。

特に、歯周病と似た症状が出るインプラント周囲炎は術後に発生しやすいため、適切なブラッシングを行うことが重要です。

ブラッシングは虫歯の原因となるプラークの蓄積も防ぐことが可能なため、毎日の歯磨きを徹底するようにしましょう。

口臭が気になる

インプラントの清掃が不十分な場合、プラークが蓄積して口臭が気になることがあります。

丁寧に歯磨きしていればある程度の口臭は防げますが、プロが求めるレベルで歯磨きできていない人も珍しくないため、まずは歯科衛生士に相談すると良いでしょう。

歯科衛生士によるブラッシング指導を受ければ、適切な歯磨きが可能です。

人工歯が外れる

人工歯と呼ばれる上部構造が外れることも、稀にあります。

噛み合わせによって過度な力が加わったり、接着が劣化したりすると人工歯が外れる、脱落現象が起こることがあるため、注意が必要です。

もちろん、歯科医師に相談すればすぐに修理してもらうことが可能ですが、普段から注意しておくことに越したことはありません。

手術箇所が痛む

術後の痛みは一過性であることが多いですが、手術箇所が痛むことも少なくありません。

炎症や感染によって痛みが発生している場合もあるため、自己判断するのではなく、担当の歯科医師に相談しましょう。

チッピングが起こる

場合によっては、チッピング(上部構造のセラミックが欠ける)が起こることがあります。

チッピングは食いしばりや歯ぎしりなど、過度な力が主な原因となるため、マウスピースなどを着用して防ぐのが一般的です。

インプラント治療のトラブルを防ぐ方法

インプラント治療のトラブルを防ぐ方法

インプラント治療のトラブルを防ぐためには、いくつかの方法を知っておくことが重要です。

ここでは、インプラント治療のトラブルを防ぐ方法について詳しく解説します。

毎日の生活習慣を見直す

毎日のようにタバコを吸っていたり、糖質過多な食生活を送っていたりするとインプラントの安定性に影響する可能性があるため、毎日の生活習慣を見直すようにしましょう。

規則正しい生活を送ることで、トラブルを防ぐことにつながります。

口腔衛生については、歯科衛生士などの専門家による指導を受けておくとより安心です。

評判から歯科医院を選ぶ

歯科医院については、評判から選ぶことを推奨します。

インプラントの専門医や認定医が在籍しているか、カウンセリングを徹底して行ってくれるか、歯科用CTといった専門設備が整っているかなどは事前に確認しておくのが望ましいです。

また、厚生労働省が認定する臨床研究施設などの情報も参考にすると良いでしょう。

メンテナンスを受ける

インプラントは、年に数回のメンテナンスを受けることで寿命を延ばすことが可能です。

歯科医師による定期的なメンテナンスは、インプラントの耐用年数を左右します。

定期的に通院するのはやや面倒ですが、インプラントは毎日の生活習慣によって影響を受けることがあるため、半年〜1年に一度は歯医者で定期健診を受けましょう。

まとめ

インプラント治療は、天然歯に似た機能性と審美性を取り戻せる先進的な治療法ですが、手術やメンテナンスが必要なため、治療前に理解を深めておくことが重要です。

メリットもあればデメリットもある治療法だからこそ、どちらも比較検討しておきましょう。

なお、名駅歯科クリニック・矯正歯科では、歯科用CTによる精密な診断を行い、患者さま一人ひとりに合わせた治療計画を立案しています。

また、経験豊富な歯科医師によるインプラント治療を行っており、術後のメンテナンス体制も整備している他、初めての方でもお気軽にご相談いただけるよう、カウンセリングや費用のご説明にも丁寧に対応しております。

名古屋駅から徒歩すぐの立地にあり、お仕事帰りにも通いやすい環境となっているため、インプラント治療に関する疑問がある方は、ぜひ一度名駅歯科クリニック・矯正歯科までお問い合わせいただけると幸いです。

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投稿者: 名駅歯科クリニック・矯正歯科


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