名駅歯科クリニック矯正歯科BLOG

2022.03.30更新

口の中が乾いたままだとなぜ口臭の原因になるのか

 

ワイヤーブラケットなどの矯正器具で口の中の乾きが続くと虫歯菌などの細菌が増殖します。
一般的には唾液の効果によって繁殖する虫歯菌を抑えることが出来ますが、口の開け閉めが上手くできず口を開いている状態が長くなると、唾液を出す量が減ってしまい虫歯菌などを殺菌する機能が弱くなってしまいます。
口内の細菌が増えると口臭が強まりますので、唾液などの人間に備わっている自浄作用は大変重要なのです。特に、口の中の乾燥によってプラークと呼ばれている歯垢も増加するため、細菌が多く存在しているプラークが更に口臭を助長させます。

 

口臭の画像

 

歯列矯正は口の臭いに影響する

 

ワイヤーブラケットなどの矯正器具により口がスムーズに開閉をしないと、口の臭いが悪化するリスクがございます。矯正器具のブラケットと呼ぶ箇所は口の中では思ったより異物感を感じます。
ブラケットの部分が食事や会話をする時に唇に接触したりなど、日常の色々な場面で口が閉じづらくなるケースがあります。また、その状態が続くと日頃から口が無意識に開くようになります。
日頃から口が開いている場面が続くと、口の中の唾液が蒸発し自浄作用が弱くなります。その渇きが口臭の始まりになるのです。

 

丁寧なブラッシングで口臭を撃退

 

矯正の種類は患者さまの歯の現状にもよりますが、一般に普及している方法の一つにワイヤーブラケット法という歯の表面にブラケットと呼ばれる金属部品を装着する矯正方法があります。このブラケットの凹凸やワイヤーはブラッシングしにくく、食事の後のカスが溜まりやすいです。その残留したカスは虫歯菌などの細菌が栄養分にする為、カスの周囲に繁殖した細菌が臭いを発する様になります。通常の歯ブラシでは矯正器具を綺麗に磨くことが難しいので、ブラケットやワイヤーを隅々まで掃除できる専用の歯ブラシを使いましょう。専用歯ブラシで細かい箇所まで掃除をすれば口臭を改善できるようになります。

 

口内の膿などが口臭に繋がる

 

ワイヤーブラケットは金属で出来ている為、歯列矯正は口の中にダメージを与えてしまう可能性があります。例えば、前歯に矯正を装着しているケースでは、矯正装置と口内との間に摩擦が発生し、炎症や刺激を与えます。
このように、矯正装置を普段から装着していることがきっかけで膿や口内炎が生まれた場合、口の中の状態が悪くなり口臭に繋がるリスクが高まります。

 

正しいケアで口臭予防をしよう


①歯間も丁寧に掃除をしよう

歯の見える部分だけ歯磨きでケアをするのではなく、デンタルフロスなどで歯間も綺麗にしましょう。デンタルフロスは歯と歯の間に残留しているカスを綺麗に取り除くことが可能です。口臭の他にも虫歯や歯周病のリスクを可能な限り抑えることが出来ます。矯正中以外もデンタルフロスは大変有効ですが、特に矯正中は口の中は清潔な状態を保つという認識を持つと良いでしょう。

 

②歯磨きの回数を増やそう

歯列矯正をしている間は歯磨きの回数を増やすことを指導しております。例えば、朝昼晩の他に3時のおやつを食べた後などは歯を隅々まで磨くことが重要です。寝ている最中は特に細菌が増殖する為、寝る前のブラッシングは丁寧にしましょう。

 

③専用歯ブラシを活用しよう

ブラケットの部品は複雑な形状をしている為、一般的な歯ブラシと併せてブラケットをブラッシングする専用の歯ブラシを使用しましょう。一般的な歯ブラシはブラシが大きくて太い為、食事のカスを綺麗に取り除けない可能性があります。

一般的な歯ブラシと矯正器具専用の歯ブラシを2本使用して磨くことは時間が掛かると思いますが、ブラッシングの後は食べ物のカスが無くなり気持ち良いので、専用の歯ブラシも是非併用しましょう。

 

④電動歯ブラシで汚れを落とそう

一般的な歯ブラシを使用して隅々までブラッシングするよりも、電動ブラシで磨く方が汚れが残りにくいとされています。歯列矯正で使用するブラケットは凹凸がある為、食べ物のカスが残留しやすいです。電動ブラシは小さな振動で汚れを取り除けるので、より隅々まで歯を磨けるでしょう。

投稿者: 名駅歯科クリニック・矯正歯科

2022.03.20更新

唇の大きさを歯科矯正によって調整できる場合

 

たらこ唇などの原因に、出っ歯によって唇が押し出されている場合があります。そのケースでは、矯正治療によって出っ歯を治療することで、唇の大きさを小さくすることが可能な場合があります。

他にも、唇が大きくなってしまう要因が上か下のアゴどちらかのケースの場合でも歯が出ている場合には、その箇所を整えることで唇の大きさを大きく変える可能性があります

 

唇の画像

 

歯やアゴに関係なく唇が大きい方の場合

 

生まれつき唇が大きい方の場合には、歯列矯正を施しても改善が見込めないケースがあります。それは、歯並びや噛み合わせによる影響で唇が大きくなっているケースは歯列矯正による改善が考えられますが、生まれつき唇が大きい方は改善が困難です。生まれつき大きい方が唇を改善したいと考えている時は、歯科医院ではなく美容整形等で唇の大きさを小さくする手術が適しています。 

 

唇の大きさの悩みを改善する方法について


①呼吸の方法を見直す

口呼吸がたらこ唇の原因になっている場合があります。その場合、口呼吸を鼻呼吸へ変えるだけで唇の大きさが改善するケースがあります。鼻呼吸で普段から呼吸をしている方は、唇のボリュームが比較的小さい方が多いでしょう。
呼吸の方法の見直し以外に気を付けるポイントとして、口を閉じた状態で口角をあげて唇を横へ広げてみましょう。これにより唇の大きさを小さく出来る場合があります。唇が大きな方は口を前方に突出することが多いので、「イ」の口の形にして横に伸ばすことでボリュームを落とせることがあります。

 

②顔の筋肉をトレーニングする

口角が下を向いてしまうことは、唇が大きく見えてやすいです。その為に、口角が下を向かない様に表情筋と呼ばれる顔の筋肉をトレーニングしてみては如何でしょうか。表情筋をトレーニングする為に、下記の4つの手順で実践してみましょう。

1.唇を口の中に巻き込むようにして軽く噛んで固定しましょう。噛む唇の幅は最大で1/2を基準にすることが大切です。

2.唇を軽く噛んで固定できたら、その後に手のひらを両頬に当てましょう。

3.頬に手を当てたら、口角が斜め上の方向にリフトアップする様に引っ張ってみましょう。

4.この状態から更に口角が斜め上の方向にリフトアップする様に「笑顔」の表情のまま20秒程度維持して下さい。

以上の4つの手順を行なって、1日3セットほど毎日繰り返すと口角が上がってたらこ唇の改善に繋がります。

 

③矯正で唇の大きさを改善しよう

冒頭でお伝えした手法です。歯列矯正を通じて、たらこ唇などのボリュームがある唇を改善できるケースがあります。中でも出っ歯が原因で唇が大きい方には効果が大きく表れやすいです。
ですが、歯やアゴが原因で唇が大きかったとしても、歯列矯正をすることで必ずしも改善するとは限りません。歯列が要因でたらこ唇になっている方は基本的に改善は見込めますが、変わらない可能性もございます。
唇の大きさを改善する為に矯正治療を行うケースでは、結果に個人差があることを十分に理解して歯科医院へ相談しましょう。カウンセリングで事前に希望を共有していないと思い通りの結果から遠ざかってしまいます。

 

④唇が大きいことを受け入れてみる

たらこ唇のような大きな唇をコンプレックスだと感じている方がいらっしゃいます。その中には、周囲の人から見たらたらこ唇ではない方もいらっしゃいます。身内など親しい方に一度聞いてみると良いかも知れません。実は周囲の人はあなたの唇をたらこ唇では無いと思っているケースもあります。

②でご紹介した表情筋を鍛えるトレーニング然り、歯列矯正とは異なる治療の仕方は多くありますが。この他にも、メイクなどで唇のボリュームを変えている方もいらっしゃいます。
人によっては唇が大きい方がタイプだという方もいらっしゃるでしょう。一例ですが、唇が大きいとセクシーさを増すことが出来る一面があるなど、唇が大きいこと=コンプレックスと断言出来ないこともあるので一人で考え過ぎないようにしましょう。

投稿者: 名駅歯科クリニック・矯正歯科

2022.03.10更新

噛み合わせが悪いと肩こりに繋がります 

 

実は噛み合わせと肩こりは関係しています。歯並びが不正であると、食べ物を食べる際や会話をする際にアゴに余計な負荷が入ってしまいます。その場合、口の周囲の筋肉が強張って血の流れが悪化し、筋肉に痛みを感じる症状が発生します。この筋肉の痛みは、口の周囲だけで終わる場合もございますが、少しずつ身体全体へ痛みが広がります。その広がりが最後に肩こりに繋がります。

 

 歯並びの画像

 

矯正をしている間は肩こりにならないのか

 

必ずしも矯正をすれば、肩こりが治るわけではありません。理由は、矯正によって歯が動く為、それが原因で起きる痛みがあるからです。動く痛みに耐える為に歯を食いしばると、筋肉の硬直に繋がり肩こりを引き起こすケースがあります。もちろん、肩こりを発症しない方から痛みが大きい肩こりを発症する方など様々です。

 

アゴと肩の位置関係が起因

 

アゴと肩の位置は他の部位と比べて近いので、筋肉の強張りが伝播しやすく他の部位よりも影響が表れやすいです。もし、頭の痛みや首の痛みを感じられる場合は、アゴの周囲に余計な力が入っており、悪影響を与えているケースがあります。

 

肩こりに繋がらない方法をマスターしよう

 

日頃の生活習慣や歯並びの不正を整えることで肩こりを和らげることに繋がります。和らげる方法に以下の5つをご紹介します。

 

①普段の食いしばりや寝ている時の歯ぎしりを改善しよう

寝ている時の歯ぎしりは100kg以上の力がアゴに伝わる場合もあると言われています。また、歯ぎしりを繰り返しすると歯の表面に存在するエナメル質の部分が剥がれてしまい、知覚過敏などの肩こり以外の要因にもなります。

睡眠中は歯ぎしりを行なっているか本人が自覚することは難しいですが、日頃から寝ている時に歯ぎしりをしてしまう方は日中の起きている時間も歯ぎしりの癖がある場合があります。日中に歯ぎしりの癖がないか、自己観察してみましょう。

朝起きてアゴが痛い感覚があるなど、中々歯ぎしりが改善しないケースの時は、歯ぎしりを改善する為の専用のマウスピースを活用することを推奨しています。別名ナイトガードとも呼ばれており、矯正歯科で矯正歯科で製作することが可能です。

歯ぎしりではなく、歯を食いしばるケースでも肩こりを助長しているパターンがあります。重い物を持ち上げる仕事の方は特に気をつけて下さい。

 

②舌の位置を改善してみよう

舌が歯に接触している位置にある場合や、口の下の方向に向いている方は、上のアゴに触れるように改善しましょう。舌の箇所を正しい位置にすることで、前歯を押すことによる歯並びの歪みや、その歪みで噛み合わせが悪化することを防ぎます。

 

③左右の歯を使って噛みましょう

歯をバランスよく使用して噛むことでアゴの関節に余計な負荷を与えないことが重要です。歯のどちらかで食べ物を噛んでいると、片側のアゴ関節に余計な負荷が掛かるため肩こりに繋がります。バランスよく両方の歯を使用して食べ物を噛むように心掛けましょう。

 

④身体の体制を整えて肩こりを改善する

実は横になっている時の姿勢はアゴの周囲に余計な負荷が乗っている状態です。特にうつ伏せの状態は特に負荷が乗っています。この状態が続くと顎関節症の要因になるケースがあります。寝てい時は基本的に長い時間横になっているので、うつ伏せの状態で寝ないように気をつけましょう。他にも、頬で顎を支えている頬杖の状態も手のひらでアゴを下から上へ持ち上げている状態なので、アゴ関節に大きな力が加わっています。日頃から頬杖をしてしまう習慣がある方は気をつけてみましょう。

 

⑤歯の正しい位置をチェックしよう

肩こりの要因が噛み合わせであるケースでは、正しい位置に歯並びを調整することが重要です。以下の項目に当てはまる方は歯列矯正により肩こりが改善される可能性がある為、参考にしてみて下さい。

・前歯の真ん中の位置が中心と離れている。

・会話や食事中に、アゴから音がすることがある。

・歯と口内が近く、頬を噛んでしまうことがよくある。

・下の歯を見た時に、上の歯によって3分の1以上隠れてしまっている。

・前歯に隙間が見られるのに、奥歯が噛めている状態。

投稿者: 名駅歯科クリニック・矯正歯科

名駅歯科クリニック・矯正歯科

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