名駅歯科クリニック矯正歯科BLOG

2022.01.30更新

歯科矯正に危険性はあるのでしょうか。

歯列矯正を含めて様々な医療行為にはリスクを伴います。

そのリスクを恐れて治療を避けていると、市販の薬などを飲むこともままなりません。

もし同じような考えで、歯列が乱れている方が「必ず成功すわけがないからやめよう」と歯列矯正を諦めてしまうと、歯列が乱れていることによるリスクが発生してしまいます。

例えば、歯周病や歯肉退縮などの様々なリスクが挙げられます。もちろん、事前にリスクや副作用を知ることは術後の後悔を無くす為にも大変重要なことです。

ですので、発症リスクが低いとしても事前に知識を持つことを心掛けましょう。

矯正歯科

 

歯列矯正のメリットは?

 

歯列矯正をすることで得られるメリットを3つご紹介いたします。

 

1.相手との会話がスムーズになる

実は歯並びが悪く歯間に隙間があったりすると、発生や発音に影響が出ると言われています。歯列矯正をすることで、会話をスムーズに実施することが出来ます。

 

2.感染症やプラークによる口内環境の悪化を防ぐ

歯が正常に噛み合わないことは、日常の生活の様々な場面で悪影響を及ぼします。例えば、細菌による感染症やプラークによる口内環境の悪化が挙げられます。

歯並びが悪いと隅々まで汚れを落とすことが出来ないため、プラークが残りやすいと言われています。

つまり、歯列矯正を行うことにより、歯並びが整い、口周りのトラブルを軽減させることに繋がるのです。

 

3.笑顔が自然に出るようになる

歯並びが歪んでしまうと、笑顔を自然に出せないという方が多くいらっしゃいます。歯列矯正を通じて悩みが無くなり、歯並びを気にしなかった頃のように自然な笑顔が出せるようになります。

 

 

歯列矯正のデメリットは?

 

先ほどはメリットをご紹介致しました。次はデメリットを4点ご紹介致します。

 

1.歯肉が下がってしまう場合がある

人によっては、歯列矯正をすることで歯肉が下がってしまう報告もあります。

例えば、歯列に凸凹が存在したり、歯茎の骨にしっかりとした厚みがない方は要注意です。

 

2.矯正前の歯列に戻ってしまう場合がある

長い時間を掛けて矯正をして歯列を整えた方でも、歯はどうしても最初の位置へ移動しようとします。そうならない為にも一定の間「保定装置」を付けることになります。

この装置を装着したとしても、患者様ご自身の噛む時の悪習慣や歯科医師からの指示と同じように保定装置を付けなかった場合には、矯正前の歯列に戻る可能性が出てきます。

術後も丁寧に矯正を行うことを推奨いたします。 

 

3.歯根吸収が起きる

歯列矯正により、矯正力をかけた歯の根の先が治療開始時より短くなる歯根吸収という症状が低確率で起きる場合が報告されています。これに関してはエビデンスが示されていない為、歯根吸収との結びつきははっきりしていません。

例え歯根吸収が起きた場合でも、歯根の先端がわずかに吸収されるだけで歯に大きな影響はないと言われております。

 

4.方法によっては口内環境の悪化を招く場合もある

歯列矯正はメリットでも挙げたように、歯並びを改善し口内環境を整える役割があります。しかし、歯列矯正の方法によっては、常に口内に器具があることで磨き残しを誘発し、

それによって感染症やプラークを残すことになる可能性があります。歯列矯正をしている時は特に歯磨きには注意をしましょう。

 

 

大前提として、歯列矯正の術後の効果は患者様の口内環境や習慣によって大きく変割ってきます。

例えば、矯正によって歯を移動する場合は、患者様の骨密度や歯根の現状によって、移動速度が異なります。

どの歯科医院でも患者様も歯列矯正のご要望にはできる限り対応できますが、全てを完璧に矯正できるとは限りません。

患者様ご自身の口内の状態や骨格によって、最も適した治療方法がある為、事前に想定すると良いでしょう。

投稿者: 名駅歯科クリニック・矯正歯科

2022.01.20更新

歯科治療には、公的な保険が使える場合と使えない場合があることを皆様はご存知でしょうか。

基本的には、歯科矯正に対して公的な保険が使えることはございません。

その為、実際に歯科矯正を求めて歯科医院へ訪れた方の中でも、必要な費用を相談する中で、治療に踏み込めない方もみえます。

歯は生涯に亘って付き合うものである為、笑顔がしっかりと歯を見せて出来るかなど外見的なことにも関係します。

費用の関係で希望している歯科矯正を断念しないように、今回の記事を通じて事前の知識を身につけましょう。

矯正歯科

 

歯科矯正はなぜ公的な保険が使えないのだろう?

 

冒頭でもお話しした通り、歯科矯正を公的な保険で行うことはできません。それは歯科矯正が「自由診療」であるからです。

必ずしも公的な保険が適用されない訳ではありませんが、希望している歯科矯正が「厚生労働大臣が定める53の疾患」と認定される必要があります。また、歯科医院での診察とは違い、最初から口腔外科などの医療機関へ訪問し診断をする必要があります。

 

「厚生労働大臣が定める53の疾患」ってどんな疾患?

 

「厚生労働大臣が定める53の疾患」には、具体例を出すと小舌症や唇顎口蓋裂、骨形成不全症などを含めた53種類もの疾患がございます。

もしもこの53種類の疾患が要因で咬合が悪くなっている場合は、公的な保険が適用されます。

この53種類の疾患の可能性がある時は、「歯科矯正診断料算定の指定医療機関」を受ける必要があり、かかりつけ医の判断が求められる為、個人的に判断をしないようにしましょう。

保険が適用になる疾患について2種類ご紹介いたします。

 

1.前歯3本以上の永久歯萌出不全が原因で起こる咬合異常の疾患

 

この疾患は子供がなりやすいと言われています。

永久歯の生え変わりは、6歳頃から徐々に始まり12歳ごろに完了することが多いです。

しかし、子供の中には永久歯へ生え変わらない「永久歯萌出不全」が起きることもあります。

この疾患が発症する要因として、永久歯はあるものの埋まってしまい、自力で生えることが出来ない場合が挙げられます。

埋まっている状態を改善する治療法は、「埋伏歯開窓術」という歯茎を切って埋まっている歯を引き出す外科手術です。この外科手術と同じタイミングで歯科矯正を行うことが認定されて初めて、歯科矯正の保険の適用が可能になります。

 

2.「顎変形症」の外科手術をする場合

 

アゴの骨の形が要因で噛む時に不具合が起きてしまう疾患を「顎変形症」と言います。例えば、顔が左右で対称的ではない場合や、上と下に大きく歪んでいると発生すると言われます。

アゴの骨の形がなぜ歪んでしまうかの要因は化学的に明らかになっていません。遺伝的な繋がりが要素として大きいとされていたり、小さい頃の癖が関係しているという見解を出す方もいます。

ただし、幼少期には目視できる形で顎変形症の症状は現れません。それは、年齢を重ねるにつれて、アゴの成長と合わせて顎変形症の症状が見え始めるからです。

顎変形症と診断されただけでは、公的な保険の適用ができるわけではなく、歯列矯正をする際に、顎変形症によってアゴの骨を切開する外科手術をして保険が適用されます。

 

 

保険適用後の費用について

 

実際に自由診療を行う際に歯科医院から提示された治療費用は、治療後に大幅に変わることなく、支払方法のほとんどが一括支払になります。

もし保険適用ができる歯科矯正の場合は、毎回の治療毎に支払いが求められます。

歯並びの現状や治療自体の進み具合によって通院回数が変動する為、それにより必要な費用も変動します。

ですので、自由診療と違い予め金額が不確かであることは注意点です。保険が適用されれば患者様のご負担は「3割負担」になるため、

身近な方が「厚生労働大臣が定める53の疾患」に含まる可能性があり、歯科矯正を検討している場合は一度かかりつけ医までご相談をお勧め致します。

投稿者: 名駅歯科クリニック・矯正歯科

2022.01.10更新

歯科矯正は痛いものというイメージを持つ方は多いのではないでしょうか。

例えば友達が歯科矯正をした時の話を聞いて、歯科矯正に挑戦できない方も多くいらっしゃいます。

実際のところ歯科矯正はどのような痛みが伴うのでしょうか。

今回の記事では、歯科矯正で起こる可能性がある痛みをご紹介いたします。

歯科矯正

 


矯正治療の痛みの原因4選

 

歯科矯正をした際の痛みの原因を4つご紹介いたします。

 

1.歯が動いた際の痛み

 

そもそも歯科矯正は、特殊な装置によって歯の位置を動かす仕組みです。

歯を強制的に動かすため、痛みが伴う場合も多く、装着した最初は痛いことが多いです。

 

 

2.咀嚼する際の痛み

 

食事をする際にも歯科矯正は痛みを伴う場合もあります。特に治療が始まって数日の間は違和感を感じることも多く、食事に慣れるためには時間がかかる時もあります。硬い食べ物は痛みが伴いやすいので、煎餅や梨、飴玉等は控えることを推奨いたします。最初の数日は柔らかいものを食べましょう。

 


3.装置を取り付ける際の痛み

 

矯正方法は様々ありますが、口内に当たってしまう方法の場合痛みが生じます。

例えば、歯肉や舌、頬に対して痛みを伴うことが多く、口内の空間が小さいほど傷つく可能性が高まります。

 

 

4.口内の不衛生が原因で痛みが発生する

 

矯正器具を装着した状態で日常生活を過ごすと、器具に付着した汚れが取り除けない場合があり、虫歯などの要因になることが多々あります。もし、違和感や異常を感じた場合は歯科医院へ連絡することを推奨いたします。

 

痛みを感じた時の対処法

 

歯科矯正によって痛みを感じる事例が分かったと思います。

痛みを感じた場合はどのように痛みを抑えれば良いのでしょうか。

 

1.咀嚼時に痛みを感じる場合

 

装置からの痛みとは別に、硬い食べ物を咀嚼する際も痛みを感じる場合もあります。

例えば卵を使った料理を食べる場合には、茹で卵ではなくスクランブルエッグやオムレツなどの柔らかい食べ物を推奨します。

他には、麺類や豆腐料理、煮物などの柔らかい食べ物もオススメです。

総じて、矯正治療に慣れるまでは出来る限り柔らかいものを食べましょう。

 

2.装置自体が口内に当たって痛みを感じる場合(ワイヤー矯正の場合)

 

粘膜や歯に接触したワイヤーに痛みを感じる場合、細めのワイヤーを選択することで痛みを減少することが出来ます。

また、細いワイヤーは一般的なワイヤーに比べて力が弱めの為、歯根吸収といった別の問題に発展することも少ないですよ。

他にも、装置が口内で接触して痛みを感じる場合には、患部へ使用する専門のワックスを処方することで痛みを弱めることが出来ます。

このワックスは特に有害では無いので、間違って飲んだ場合も悪影響はありません。 

 

 

歯科矯正で痛みを感じる期間

 

痛みを感じる期間には差があるものの、矯正の調整をした最初の方は特に痛みを感じやすいです。その後に2日〜3日痛みが継続し、少しずつ痛いが引いて一週間程で治るパターンが多いです。歯が移動する間隔が一定になったり痛みの感覚に強くなったりす為、治療の最中は常に痛みが継続するわけではありません。もし、痛みが続くようであれば歯科医師へご相談ください。

 

冷やして痛みを抑える場合について

 

歯科矯正の痛みを冷却によって弱められる場合があります。しかし、冷却により矯正の装置の効果が弱まる場合もある為、こちらに関してもかかりつけ医へご相談をして問題がないか判断をしてもらいましょう。

 

痛みを抑える薬を服用する際について

 

もし治療の最中に痛みを感じた場合、歯科医院で診察するまで我慢が出来ない時は、薬局で販売している痛み止めで弱めることが出来ます。しかし、薬の副作用で矯正に影響が出る場合もある為、服用の前に必ずかかりつけ医へ連絡をお願い致します。

投稿者: 名駅歯科クリニック・矯正歯科

名駅歯科クリニック・矯正歯科

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